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長井邸は こちら!
風間務さん・幸子さん・暖斗くん

4年前に結婚した風間さん夫妻の現在の住まいは賃貸マンション。子供が大きくなってきたこともあり、引っ越しを考え始め、分譲マンションや建売物件等を見て回ったものの、なかなか気に入る物件が見つかりませんでした。そんな折、新築予定地となる土地を見つけます。風間さんが購入した土地は、現在の住まいと同じ東京都杉並区の分譲地の一画。北側を除き、3方を家に囲まれることになる日当たりに関しては最も条件の悪い土地です。しかし、風間さんの希望は、周りが囲まれていても光が入る家。さらに土地代を含め4000万円以内の家づくりを希望します。

* 光の入る明るい家
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総予算4000万円以下
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中に入ると驚くような家
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広いキッチンスペース
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年内に引っ越し

敷地面積 60㎡(18坪)
建ぺい率 60%
容積率  200%

 

そんな風間さんの希望を叶えるのが、光をとりいれる空間づくりを得意とする建築家・日比生寛史。日比生の出したプランは、建築面積10坪、延床面積20坪の木造2階建てで、外観は四角い箱のような家。中に入ると、2つの対照的な弧を描いた内壁の吹き抜け空間が広がり、家の中に路地のような空間が形成されています。10坪の家が狭くなりそうですが、これには、明るい家という施主の希望を叶えるためのアイデアが!3方を囲まれることになる為、窓の数は必要最小限。なんとか隣家の隙間から光が入ってくるポイントを狙って大開口を配置し、さらに、住宅内部の弧を描く内壁に大開口からの光が反射することで、家の中全体に明かりが届く構造になっているのです。 一体、どんな明るいドリームハウスが完成するのでしょうか?

何度も減額を重ねた結果、ようやく工務店契約が完了。
秋の冷たい雨の中、待ちに待った着工です。
工期はたったの3ヶ月!急ピッチでの工事となります。

配筋工事が始まりました。
ある程度溶接された鉄筋を使用し、工期短縮につなげます。

土台ができると、弧を描いた壁の形が見えてきました。
丸い壁は、狭い家に奥行きを作り、視覚的に広く見せるための秘策です。

丸い壁に沿って取り付けられる階段も、弧を描いた形。
トラブルはあったものの、取り付けが終わり、上棟も無事完了。

唯一、光が入る南東側に大きな開口を設け、丸い壁によってそこから家の隅々まで光を届けます。

見上げると、壁の丸さがよくわかります。
職人さんたちの苦労のたまものです。
浴槽やキッチンが搬入され、いよいよ完成間近です。

 

杉並の閑静な住宅街に、真っ黒でシンプルな外観のドリームハウスが姿をあらわしました。

玄関を入ると、そこは真っ白な壁が眩しい土間ギャラリー。
大開口からの光が白い壁に反射し、明るさを演出しています。
オレンジの階段の壁は、まるで近代アートのようです。

丸い壁の内側には、洗面室と浴室が作られました。
狭さを感じさせない、ゆったりとした空間になっています。

もう一つの丸い壁の内側は、たっぷりの収納スペースと唯一の木目を生かした空間である寝室となりました。  

小さいながらも、洗濯物を干すのにちょうど良い裏庭。

丸い壁の内側、階段を上がった2階にはリビング。
壁の一部が青く塗られています。

リビングからもう一つの丸い壁の内側へと続く通路はワークスペースを兼ねています。

そしてワークスペースの奥にはダイニングキッチン。
こちらの壁の一部は、なんと赤!
その上にはロフトが作られました。

斬新なアイデアと色使いで、光溢れる空間を実現した風間邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。