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吉村邸は こちら!

福田洋平さん

千賀子さん

叶子ちゃん
 
今年、最初の施主は福田さん。
一緒に過ごせる時間が少ない共働きの夫婦は、経済的にも家賃を払い続けるより
思い切って家を建てたほうが割安ということで家造りを決意しました。
夫婦の思いがカタチとなる舞台は、
豊かな自然に囲まれる、東京都武蔵野市。
敷地面積14坪ながらも建ぺい率が60%のため最大で、
わずか8坪しか家を建てられません。さらに、北側にはアパートが隣接。
南側はマンションの駐車場と道路に面した西側以外、塀で囲まれています。
人生最大の夫婦の買い物。果たして、家作りの行方は!?
* 家族の呼吸が感じられる家
*
1フロア全部が明るいLDK
*
対面式キッチン
*
奥さん専用のワークスペース
*
ご主人の書斎
建築予算 1500万円
敷地面積  46㎡(14坪)
建ぺい率 60%
容積率  160 %
 
福田さんの希望をカタチにするのが、建築家、古川智之。
明るいリビングを作るため陽当たりのよい2階にリビングを配置。さらに、吹き抜けを設けて、開放感溢れる空間を提案しました。家族の呼吸が感じられる家造りを目指します。
 
着工から、およそ一週間。
狭小だけに基礎工事が、
あっという間に仕上がっていきます。
いよいよ棟上げ開始!!
重機を使うことができないため職人さんたちは、
手作業で全ての木材を組み上げるのに一苦労です。
3方を塀で囲まれているため1階は、光が取り込めません。
そのため、通常なら少しでも高い位置に窓を設けますが、
低い位置に窓を設置することで視界を広く見えるように編み出された、狭小克服テクニックが隠されていました!!
充分な明るさを確保するため2階の南側のリビングには大きな窓が設置されています。
ところが、向い側の細長い窓は光が一切、入らない場所に設けられました。
それは、リビングの窓の大きさを変えることで高低差が生じ風通しを良くするためのテクニックでした。
さらに、3階へと進むと大きな明かり採りの窓が設置され、
光が吹き抜けを通して家族が集うリビングに差し込みます。
床板に選んだのは、やわらかくて足にやさしい杉の無垢板。
二階の床板が一階の天井を兼ねます。
これぞ、ローコストテクニック。
廊下と寝室に20センチの段差を設ける事で廊下から
寝室を見ると視覚的に広く感じられます。
さらに、窓を部屋の入り口から最も距離のある対角線上に配置することで、視覚的に部屋を広く見せます。
3階の廊下を格子状にすることで、光をリビングに落とすことができます。
また、仕切りの壁を格子状にすることで、
風通しもよくなり家全体を明るくさせます。
左官作業開始!!
白洲そとん壁は、火山灰シラスを原料とした自然素材。
完全防水型で通気性に優れています。
しかも、壁にたまる湿気を逃し結露の発生を抑えます。
外壁全体を剣山で削っていきます。
「掻き落とし」といい表面に凸凹を出し、
素材の風合いを引き出します。
さらに、水平定規に金ブラシを当て、
横に線を付けながら仕上げていきます。
祝!!狭小テクニック満載の福田邸が完成しました!!
余ったスペースを最大限に利用するため玄関の引き戸を閉めると、下駄箱がありました。
さらに、下駄箱の真ん中のスペースには……郵便受けが作られていました。
収納は明るさを望めない一階の北側に集約。
8坪という厳しい条件の中、あえて廊下を設けたのは、
ウォークインクローゼットを設けるためでした。
浴室の仕切りはガラス張りにして開放感を演出。
2階へ上がる、らせん階段は上からの光を落とすため、
けこみと呼ばれる段と段の間の立ち上がり部分をなくした作りになっています。
リビングを一望できる対面式キッチン。
家族の呼吸が感じられます。
奥さんのこだわりポイントはワークスペース。
ちょっとした家事の合間にも作業ができるようにとキッチンの脇に机を設けました。
一階のらせん階段同様、けこみをカット。
そのため、採光や風通しも抜群です。
ご主人たっての希望、書斎。
本棚も屋根の勾配に合わせて作製し隠れ家の雰囲気を醸し出しています。
デッドスペースを利用して出来上がった書斎。
建築家・古川先生の素晴らしいアイデアが実を結び、見事、希望がカタチとなりました。
すれ違い家族の絆を深めるドリームハウス。
完成、おめでとうございます。