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大隈邸は こちら!
最初の舞台は埼玉県朝霞市

今年で結婚3年目を迎える近藤さん夫婦。現在、ご主人は、
中古車の査定会社に勤務し、5年間かけて貯め続けた300万円と、
趣味の愛車を手放した際のお金を元手に20代の若さで、
ドリームハウスに挑みます!
生まれて一度も一軒家に住んだことがないご主人。その希望は……
* 車をいじれる広い屋内型ガレージ
*
明るくて広いリビング
*
リゾート風の家
建築予算 1700万円
敷地面積  221㎡(67坪)
建ぺい率 60%
容積率  150%
 

近藤さんの希望をカタチにするのは、一條太郎に、その妻、美賀という建築家夫婦。
ガレージ中心を主張するご主人とリビング中心を主張する奥さん、相いれない2人の希望を両立させるプランとは!?
1階にご主人希望のガレージを作り、その上に、奥さん希望の住居スペースを載せました。しかし、そのままではガレージの騒音が住居に聞こえてしまうため、2つの空間をズラすことに。
ズラすことでできた距離が、騒音を遮るクッションの役割を果たしてくれるのです。
 
作業開始から7時間で上棟終了となりました。
屋根の下地材をむき出しにし、屋根裏をなくすことでコストダウンに成功。
ご主人希望のガレージの構造材は鉄骨。
木造よりコストこそかかるものの強度がアップし
柱が少なくてすむので広いスペースを確保できます!
大きな一枚サッシではなく、形も大きさも違う既製品のサッシを何枚も組み合わせることでコストダウンを成功。
しかも家の中は採光抜群。
サッシの柱に掘られた溝。これは、南側全面がガラス張りなので夏場の直射日光で気温が上がり温室状態になるのを和らげる、「日よけ」を設置するためのもの。
通常、螺旋階段は鉄骨で作りますがコスト削減のため、木で作ることになりました。ところが、木では強度的に困難なため柱と柱の間に5本もの梁をはめ込み、強度を保ちます。
大工や板金業者をやっているの友人の協力を得て、最後の最後まで人件費を浮かせました。
これぞ、究極のコストダウン。
 
南側と西側に計25枚の全面ガラスが張り付けられました。
「日よけ」が直射日光を和らげてくれます。
ガレージと寝室との高低差を利用して造られた床下収納。
リビングをスッキリ見せてくれます。
リビングから一段下がったところにあるのが、6畳の子ども部屋。子ども部屋との間に段差を設けることでリビングが、子ども部屋の散らかしが気にならなくなりました。
コスト削減のため、国産の檜のおよそ2分の1の値段のオーストリア産の檜を使用。天然素材でありながら耐久性に優れ腐りにくいというメリットも。
ウッドデッキの隣には四方をぐるりと囲む3畳の物干し場が設けられました。
階段や水周りをリビングの北側に集めましたが、お風呂だけは、子供部屋を広くするため、外に押し出しました。
ガレージと住居スペースをズラして出来上がったこの空間が、2人の夢を叶えてくれました。
鉄骨を使っているため、余分な柱もなく、広々とした空間で、大好きな車いじりを存分に楽しめます。
2人の異なる希望を、見事両立させた近藤邸。
完成!おめでとうございます。