08月02日放送 第477回

シリーズ「復興への道」(11)走れ!俺たちの鉄道

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放送概要
震災で東北地方の交通網はズタズタに寸断された。"大動脈"である東北新幹線は、4月末に復旧したが、沿岸部の在来線は復旧の目途が立っていない路線も多い。 リアス式海岸を縫うように走る「三陸鉄道」も、津波で線路や駅舎が流出するなどの甚大な被害を受けた。地域住民の足として親しまれ、鉄道ファンにも人気があった三陸鉄道は、もともと「第3セクター」の第1号。今回、崖っぷちに立たされたが、「全線復旧」を目標に掲げて、いち早く動き始めた。 また、被災した鉄道を復旧させることは、地域を復興させることになる、そう信じて「ひたちなか海浜鉄道」を支える、市民グループと商店街の取り組みを追う。 果たしてローカル鉄道は復活し、街に活気を取り戻す原動力となるか?
復旧費用「180億円」...復興に立ちはだかる壁
津波で駅舎や線路が流出するなどの甚大な被害を受けたにも関わらず、いの一番で、列車を走らせた岩手県の三陸鉄道。それを決断したのが望月正彦社長だ。望月社長は震災直後から列車に泊まり込み陣頭指揮を執った。線路も駅も津波で流れされる被害を受け、呆然と立ち尽くす社員を鼓舞し、震災5日後には一部区間で運行を再開させたのだ。「地域の皆さんが大きな災害にあって、家族を亡くしたり、財産を無くしたり、車を流してしまったり...。また車であってもガソリンがないという困難に直面されていた。こういうときにこそ、地域のお役に立つべきだと。」 地域の公共交通という使命を果たすため、全線復旧を目指す三陸鉄道はどのように立ち向かうのか。
赤字ローカル線は観光客を呼び戻せるのか!
復旧の最大の壁が「資金」の問題だ。鉄道は乗客を乗せることで収入が得られるが、被災したことでその流れが止まってしまったのだ。しかし、人件費などの経費は毎月かかってくる。こうした厳しい状況を少しでも改善しようと社員たちが動きはじめた。その一つが、観光客を呼び戻すこと。そして、線路が分断されているため、駅に停止したままの車両を使ってツアーが企画された。果たして、観光客は訪れるのか...。
鉄道で「まちを活性化」...動き始めた市民・ひたちなか海浜鉄道
 宮城県や岩手県、そして福島県だけではなく、茨城県の鉄道会社も大きな被害を受けていた。ひたちなか海浜鉄道・湊線も震災後、全線にわたって運休。線路沿いのため池が決壊し、線路が宙ずりになるなど被害が大きかったためだ。廃線の危機から立ち直り、再生への道を歩んでいる最中の震災だった。  こうした中、復興を目指し、歩み始めた人たちがいる。湊線を支える市民グループ「おらが湊鉄道応援団」のメンバーだ。彼ら応援団の活動は、鉄道の復興だけに止まらない。鉄道でまちを活性化させようと考えているのだ。その知られざる取り組みとは...。

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アルバムタイトル
ビタミン

アーティスト
西村由紀江

曲名
しあわせの花

本編26分43秒。
震災時、鍬台トンネルの中で津波を免れた「奇跡の車両」。 三陸鉄道の休石さんの運転によりトンネルから出され、 復興に向けた企画として車両を貸し切ったイベントが行われる。 このシーンで使用している曲は「しあわせの花」。 アーティストは、作曲家・ピアニストの西村由紀江。