05月29日放送 第518回

10周年シリーズ企画"ニッポンの生きる道"第3弾 中国とどう向きあう?農村少女とトヨタの10年

放送を見逃した方はこちらから
放送概要
日本の経済、そして日本企業の進むべき道を様々な角度から検証し問題提起をしていく1年間の特別企画、「シリーズ ニッポンの生きる道」。
第3弾となるのは「中国とどう向きあう?農村少女とトヨタの10年」
「ガイアの夜明け」では2002年5月に、中国のある一人の少女が農村から都市部に出て、「世界の工場」の担い手として成長していく様を取材し放送した。それは、まさにこれから世界の工場へとまい進していく中国の実情を、一人の労働者の目からつぶさに見つめたものだった。
「ガイアの夜明け」では10年に渡り、この少女を5回にわたって取材し、放送してきた。農村と都市の格差の現実など、中国の実情をリアルに捉えた企画は高く評価され、2005年9月に「民放連 テレビ報道番組優秀賞」、2006年5月「ギャラクシー賞・奨励賞」、を受賞するなどしている。
また、「ガイアの夜明け」では中国に進出する日本企業など、様々なテーマで中国を約60回にわたって放送、特に2002年10月6日放送の2時間SPでは、トヨタが中国に初めて工場を建設し、中国市場に本格的に挑み始めた様子を独占密着した。
今回、改めてトヨタが挑んだ中国市場での10年を振り返るとともに、これからさらにどうNo.1ブランドを目指していくかを取材する。
日本企業がこれからの10年、中国とどう向き合っていけばいいのか?をテーマに「10周年特別企画」として放送していく。
「世界の工場」の担い手・農村少女 激動の10年
10年前に農村から沿岸部の大都市に出て、機械工場で働き始めた一人の少女。当時18歳。順調に出世し、結婚もし、子供も生まれ、マンションも購入した。
まさに、中国の経済発展ともに生活も豊かになり、今の中国に満足している世代である。
しかし、その一方で父や母は農家をやめ、同じ大都市に働きに出てきてしまった。父は、少女に比べ技術が未熟なため、給料も安く、アパート暮らしである。そして農村には年老いた老婆だけが残った。
農村と都市部の格差の実態、そして都市部の労働者の不満、大都市の問題点なども浮き彫りにしていく。そして、今、「世界の市場」にも大きな変化が...。
それによって少女の人生も大きな転換点を迎えていた・・・。
トヨタ 中国進出から10年。そしてこれから・・・
「ガイアの夜明け」では、2002年10月に、トヨタが中国・天津で現地工場の生産を開始する様子を独占取材し、放送した。
しかし、その後、トヨタは中国市場で遅れをとっている。GM、フォルクスワーゲンなどの欧米勢や、韓国・現代自動車の後塵をはいしているのだ。
一体それはなぜなのか?そして、これからどう巻き返しをしようとしているのか?
実は中国市場で日本企業はそれほどうまくいっていない。家電メーカーは、中国の現地メーカーや韓国メーカーに完全に遅れをとっている。
消費者向けの商品としては「自動車は日本メーカーの最後の砦」とも言われている。
トヨタが歩んだ中国市場での10年を検証するとともに、今後の戦略に密着取材する。そして、日本企業の今後の中国との向き合い方も探っていく。

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アルバムタイトル
VIOLINISMⅡ

アーティスト
葉加瀬太郎

曲名
サリー・ガーデン・セット

本編6分38秒、13分46秒。
農村少女、厳建麗が村から出稼ぎに行く、別れのとき。そして1年後、建麗から届いた手紙に涙があふれる家族の姿を映したこの二つのシーン。
使用している曲は「サリー・ガーデン・セット」。ヴァイオリニスト葉加瀬太郎のアルバムVIOLINISMⅡに収録されている。