10月02日放送 第535回

"雑貨"ブームがニッポンを変える・・・

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放送概要
今、雑貨がブームだ。文房具からアクセサリー、さらには日用品まで幅広いアイテムが老若男女の心をとらえている。高価なブランド品とは別に、自分の目利きで、自分好みの雑貨を集めたいという人が増えているというのだ。バブル崩壊、さらにはリーマンショック以後、消費マインドが確実に変化してきているという分析もある。
"たかが雑貨"と侮るなかれ。百貨店や商業施設では今や、雑貨が最も重要な売り場となっている。番組では注目のスポット「渋谷ヒカリエ」に密着。雑貨をメインに据えて多くの客を惹きつける・・・。その知られざる戦略に迫る。
また中でも売れているのが、デザイン性が高く、ちょっと上質な「ライフスタイル雑貨」と呼ばれるモノ。特に「和」のテイストの商品が人気だという。これをチャンスと見た地方の地場産業がそれぞれのワザを活かした新たな商品を開発し、再び活気を取り戻しつつある。中には小さな町工場から一気に世界に打って出る例も・・・。
"たかが雑貨、されど雑貨"そこに秘められたニッポン再生のヒントを探る!
不況もお構いなし!外国の巨人も舌を巻くニッポンの雑貨ブーム...
7月に日本に上陸した北欧・デンマークの人気雑貨チェーン「タイガー」。大阪に第一号店をオープンしたところ、連日押すな押すなの大盛況。しかし、その後店を訪れてみると、シャッターが・・・。あっという間に商品を売りつくし、閉店に追い込まれていたのだ。日本法人社長のファルシグ氏も「これまで経験したことのない事態」と、うれしい悲鳴をあげつつも、異常な人気に首をかしげる。いったいなぜ日本人はこれほどまで"雑貨"に熱狂するのか?雑貨が好きな女性を取材すると、日本の雑貨ブームの奥底にあるものが見えてきた。
雑貨でお客を惹きつけろ...ヒカリエの知られざる戦略
今年4月末、鳴り物入りでオープンした渋谷ヒカリエ。いまも連日多くの人でにぎわっている。とりわけ客が押し寄せているのが雑貨を扱う店。5階はすべてを雑貨で固めるという徹底ぶりだ。仕掛けたのは売り場責任者の高橋潤さん。
そこで特に売れているのが、日本の地場産業の職人がつくった上質な「和雑貨」だ。京都のAYANOKOJIは、ガマ口をベースとした手作りのバッグや小物入れなどがヒカリエで大ヒット。京都の町工場は生産が追いつかず、休日もフル稼働しているという。和雑貨が地方の伝統産業を救っていたのだ。
高橋さんは客を呼ぶさらなる仕掛けを考えていた。それは、5階フロア中央にある売り場「マーケットプレイス」。約3坪という小さな雑貨店が9つ集まった"雑貨市場"は、定期的にどんどん店を入れ替えるのがコンセプト。こうして客はいつ来ても市場に来た感覚で、常に新しい雑貨を見つけることができるという。今回も和雑貨に目を付けた高橋さん。全国行脚をして職人を訪ね歩き、次なるヒット商品を見つけようとしていた。次はどんな雑貨が売り場にデビューするのか・・・
"たかが雑貨"が今、日本の地場産業に再び活気をもたらしていた......
衰退する伝統産業...雑貨で世界へ!
徳島県徳島市。ここは、鏡台や仏壇などの木工産業が発展してきた。だが、最近では安い海外製の家具が市場にでまわるようになり、廃業する木工業者が後をたたない。そんな徳島で、伝統の木工のワザを活かした雑貨を世界に売り出そうという試みが始まっていた。
その名は坪井工芸。かつては5人の職人をかかえ、家具を作っていたが、親会社同然のメーカーが3年前倒産。今では仏壇の部品加工を親子ふたりで細々続けている。1500万円の借金をかかえ、いつ倒れてもおかしくないこの会社に、起死回生のチャンスが訪れた。東京のデザイナーと3年前に共同開発した木製の小箱、「マグコンテナ」を海外で売り出したいという話が舞い込んできたのだ。
マグコンテナに目を付けたのが、MSY。日本各地の伝統産業とデザインをミックスした雑貨を世界に販売する会社だ。社長の秋山さんは、伝統の技とデザイナーのデザインがミックスしたマグコンテナは世界に売れると考えていた。
その崖っぷちの木工職人がつくる雑貨が、海を渡りニューヨークへ・・・。そこでは思いかけないビッグチャンスが転がっていたのだ。小さな町工場の大勝負。そこに日本の地場産業が生き残るヒントが隠されていた・・・。

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アルバムタイトル
リチッマン,プアウーマン オリジナルサウンドトラック

アーティスト
林ゆうき

曲名
Late Night

本編0分38秒。
大阪にオープンしたデンマークのショップチェーン「タイガー」。扱うのは独特の色とデザインの雑貨。価格の安さもあり、行列のできるほどの賑わいをみせていた。
このシーンで使用している曲は「Late Nigt」。作曲家林ゆうきによるアルバム「リッチマン,プアウーマン オリジナルサウンドトラック」に収録されている。