12月03日放送 第593回

目立たぬ"ご当地"をブランドに!

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放送概要
都道府県のアンテナショップを覗くと、様々な特産品が並んでいる。しかし、それらは各県を代表する"有名な"ものばかり。市町村にまで目をやれば、全国各地に埋もれている特産品はまだまだある。そうした特産品を掘り起こし、"町や村そのもの"をブランド化しようという動きが始まっている。人口減少と若者の都市部への流出で、過疎化と経済の衰退が進む地方。ブランド化することで、地名を宣伝し、特産品の販売につなげる。地方を活性化する新たな手法を取材する。
"ご当地酒場"人気の秘密とは!?
東京・日本橋。仕事帰りのサラリーマンでにぎわう居酒屋がある。店名は「北海道厚岸」。北海道の東南に位置する港町、厚岸町のことだ。メニューには、特産のカキなど、「厚岸産」の文字が並ぶ。店内には、厚岸町長からの挨拶文も張り出されている。この店の姉妹店は、「佐賀県三瀬村」「青森県むつ下北半島」「北海道八雲町」。いずれも、地方の町や村、地域の名前を冠にした"ご当地酒場"だ。仕掛け人は、合掌智弘さん、36歳。「都内には都道府県のアンテナショップがあるが、そこでは紹介されない美味しいモノが、地方にはまだまだ埋もれている」。合掌さんは、そうした小さな町や村に徹底してこだわることで、「町や村そのものをブランド化」して売り出すことにした。合掌さんのもとには、いま全国の市町村から、居酒屋を出してほしいとの依頼が殺到している。町や村の宣伝になるだけでなく、特産品の安定した供給先となるため、地元の農家や漁師の期待も高いのだという。新たな店のオープンを通じて、町や村をブランド化する手法を取材する。
企業と組んで、町のブランドを売り出せ!
熊本県阿蘇市。阿蘇の外輪山によるカルデラの中に町がある。昭和の時代には観光地として栄え、新婚旅行で訪れる人などで賑わった。しかし、年々、観光客が減り、いまではすっかり寂れてしまった。そこで、佐藤義興市長を中心に、観光客を呼び戻すためのプロジェクトが始まった。その第一歩が"阿蘇ブランド"づくりだ。阿蘇には、ベーコンや牛乳、溶岩プレートなど、優れた特産品が沢山ある。ところが、これまではバラバラに販売していたため、"阿蘇の特産"というイメージが作れずにいた。そこで、市が認定した阿蘇の特産品を、「然」というブランドで統一して売り出すことになった。この「然」ブランドに、いま、企業も注目。阿蘇市と企業がコラボレーションした商品開発も始まった。町の再生をかけた、"阿蘇ブランド"の開発を追った。

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アルバムタイトル
The Piano Guys 2

アーティスト
The Piano Guys

曲名
Begin Again

本編26分08秒。
カルデラの中に町があるという珍しい景観で一大観光地として名を馳せた熊本県阿蘇市。しかし、現在では観光客はピーク時の半分に。もう一度輝きを取り戻すため、阿蘇市役所では町の景観ではなく人やものをブランドとして売り出すという新しいビジネスプロジェクトを始めようとしている。
このシーンで使用している曲は「Begin Again」。アメリカ・ユタ州のピアノ&チェロのユニット、The Piano Guysによるアルバム「The Piano Guys 2」に収録されている。