02月11日放送 第602回

シリーズ「働き方が変わる」第7弾 人の役に立ちたい!第二の人生

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放送概要
仕事の現場で第一線を退いた後も、まだまだ働き続けたいという人が増えている。その理由は「老後の生活費を稼ぎたい」というだけではない。改めて自分の人生を振り返り、「今後は人の役に立ちたい」と考える人も多いという。学生時代の夢を追って、医者のいない"へき地"に赴く医師・・・これまでの経験や技術を生かそうという、熟年の企業家・・・そうした人をサポートする取り組みも始まっている。「人の役に立ちたい」という、第二の人生。そうした「新たな働き方」を取材する。
「学生時代の夢」・・・へき地に赴いた医師
第二の医師人生として、へき地に赴く医師たちがいる。静岡県西伊豆町にある田子診療所。この診療所で地元の人たちの診療をしているのが、笹井平さん、60歳だ。笹井さんは大学の医学部を卒業後、企業で医薬品などの研究を行ってきた。50歳を過ぎた時に人生を振り返り、学生時代に「へき地とか医者のいない所へ行くんだ」という志を持っていたことを、ふと思い出したという。そして、医師の再研修を行う地域医療振興協会のプログラムに参加。数か所の病院で診療現場を経験し、総合医療に対応できる力をつけてから、6年前、田子診療所に赴任した。担当する田子地区の住民は約2500人。高齢化率は50%の漁村で、医師は笹井さん1人しかいない。外来だけでなく、寝たきりの患者の往診も行い、携帯に連絡があれば夜中でも患者の自宅に駆け付けるという。
感謝の手紙が殺到する・・・84歳の企業家
耳が遠くなった高齢者や聴覚障害者などが、家の中でインターホンや電話の呼び出し音を把握できる製品がある。「シルウォッチ」と呼ばれる腕時計型の受信機だ。それを開発したのが、東京信友という企業の社長、斎藤勝さん、84歳。自らも重度の聴覚障害を持つ斎藤さんは、建設会社などで働いてきた。66歳の時、日常生活を支えてくれた妻が亡くなり、生活の不便さを改めて痛感。「同じように苦労している人たちのためにも」と、シルウォッチの開発に乗り出した。3年かけて完成させた商品は多くの人に受け入れられ、「本当に生活が一変しました」などと、使用者から感謝の手紙が殺到したという。実は、「ガイアの夜明け」では、2年前にも斎藤さんを取材。その後、シルウォッチが進化を遂げていると知り、今回、改めて取材することにした。「まだまだ人の役に立つ商品を開発し続けたい」。そう語る84歳のさらなる挑戦を追う。

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アルバムタイトル
ALL YOUR LIFE

アーティスト
AL DI MEOLA

曲名
IN MY LIFE

本編21分46秒。
仕事現場の第一線を退いても働きたいという50代から70代の人が増えている。
彼らの多くが老後のお金のためではなく、人のために働きたいという理由だという。
静岡県・西伊豆町田子で働く笹子さんもその一人だ。
学生時代の夢を叶えるため、夫婦でこの地へやってきた。

このシーンで使用している曲は「IN MY LIFE」。
ニュージャージー出身のギタリスト、アル・ディ・メオラによるアルバム「ALL YOUR LIFE」に収録されている。