03月11日放送 第606回

シリーズ「復興への道」第16章 被災地に"働く場"を...

放送を見逃した方はこちらから
放送概要
未曾有の大災害となった東日本大震災から、まる3年が経とうとしている。様々な支援・救援が行われたが、被災地の漁業、農業の復活はまだまだである。被災した方々が職を持ち、自立をしていかなければ、真の復興とは言えない。そこで、斬新なアイデアで、被災地に雇用を生み出そうとする人たちがいる。その取り組みを追った。
被災者の健康を守り、雇用を広げる...新たな宅配弁当の形
もともと人材育成会社で働いていた小尾勝吉さん(35歳)は、被災地の高齢者の健康状態を目の当たりにし、健康的な宅配弁当を提供したいと、川崎市から宮城県塩竃市に奥さんとともに移住し、「愛さんさん宅食」という宅配弁当店を始めたのだ。さらに、小尾さんは、この宅配事業で、被災地に雇用も生みだしたいと考えていた。現在、被災地の60歳以上の高齢者を10人ほど雇用。石巻市に2号店をオープン、将来的には200名以上の被災地の高齢者の雇用を目指している。
"高齢者たちにやりがいを"  被災地の主婦の挑戦
宮城県・女川市で、学習塾を運営していた八木純子さん。震災後、避難所生活を送る中で、高齢者たちが、仕事も失い、生きがいも失っていることに気づいた。そこで、「うみねこハウス」という施設を作り、そこで、高齢者たちに草履を作ってもらい、それを販売し、高齢者たちにお金を支払える仕組みを作ろうと考えたのだ。
イチゴの町よ再び・・・IT起業家が被災地の農業を救う
宮城県・山元町。震災前はイチゴの露地栽培で有名な場所だった。しかし、129軒あったイチゴ農園のうち125軒が津波で流されてしまった。しかも水と土が塩害にさらされ、再開できないイチゴ農家も多い。そこで、地元出身のIT起業家、岩佐大輝さん(36歳)が故郷を救うため、地元に戻り、農業法人「GRA」を設立。ビニールハウスを使った、「高設栽培」と「養液方式」で、イチゴ栽培を始めたのだ。これならば、水も土も少なくてすむという。

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アルバムタイトル
The Beatles Instrumental

アーティスト
オーランド・ポップス・オーケストラ

曲名
In My Life

本編43分04秒。
震災で壊滅的被害を受けた宮城県・山元町。
ここはイチゴの産地として知られているが、震災による塩分被害で 農業の再開は困難と思われていた。
しかし、新しい栽培方法を取り入れたことで、高品質のイチゴの生産、 被災者の雇用につながり、従業員に生き甲斐を与えている。
このシーンで使用している曲は「In My Life」
オーランド・ポップス・オーケストラによるカバーアルバム
「The Beatles Instrumental」に収録されている