08月19日放送 第628回

ありえない場所で・・・"絶品の味"を作る!

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放送概要
世界には農産物をとれない国が少なくない。例えば、中東の砂漠地帯は過酷な気候で土壌も乾燥していることから、野菜の生産が難しい。また、海のない国では、海産物を輸入に頼らざるをえない。そうした国で野菜を育て、魚を養殖しようという日本企業が登場している。しかも、"絶品の味"。世界の食を変える、日本の技術を取材する!
砂漠の真ん中で"絶品のトマト"を作る!
2013年9月に「ガイアの夜明け」で放送した「メビオール」という会社。土や水がほとんどなくてもトマトを育てられるという特殊なフィルムを開発したベンチャー企業だ。そのフィルムは「ハイドロメンブラン」と呼ばれ、糖度やアミノ酸を多く含む「甘くて果物のような」トマトを作り出せるという。社長の森有一さんは早稲田大学の研究員。元々は東レの技術者として人口透析膜を開発してきた。森さんはこの技術を海外にも広めたいと考えていた。世界には土壌や気候の問題で野菜を生産できない国が沢山あるからだ。今年の春、森さんは初めて海外にフィルムを持ち込んだ。それが、中東のUAE、アラブ首長国連邦。国土の大半が砂漠で占められていて野菜の生産が難しく、輸入に頼るため、新鮮でない上に高価格となっている。UAE産で、しかも"絶品のトマト"を作ろうと、森さんの挑戦が始まった。
モンゴルの大草原で"プリプリのエビ"を作る!
通常、魚の養殖は海に生け簀を設けて行われる。しかし、技術の進化により、いま陸上でも様々な水産物の養殖が始まっている。その1つが、新潟県妙高市にある「IMTエンジニアリング」という会社。ここでは「バナメイエビ」の養殖を行っている。実は、バナメイエビは孵化して2週間ほどは海水でしか生きられないが、その後は淡水でも生きられる。その特徴に目を付け、生後10日ほどの稚エビを海外から輸入し、陸上養殖することにしたのだ。「IMTエンジニアリング」では水槽内の温度を調整。また、特別な技術によって波を作り出すことによって、エビの身が"プリプリ"するという。国内産という安心感もあり、いまでは都内の高級レストランなどで人気となっている。そのIMTエンジニアリングが、モンゴルでエビの養殖を始めようとしていた。モンゴルは国土の大部分が草原で、海に面してもいない。そのため海産物を食べる習慣がなかった。そんなモンゴルの人たちに、日本の技術を使って作る"絶品のエビ"を届けようというのだ。

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アーティスト
Led Zeppelin

曲名
we're gonna groove

アルバム
Coda

本編8分34秒。
アラブ首長国連邦、UAE。
近年経済が急成長している国だが、国土の8割以上は砂漠、野菜の自給率は世界ワースト3だ。
そんな農業に適さない土地でも日本の技術で野菜を育てようという試みが始まろうとしている。

このシーンで使用している曲は「we're gonna groove」 Led Zeppelinのアルバム「Coda」に収録されている。