04月21日放送 第662回

いま、地域革命が始まる!

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放送概要
住民自らの手で、理想の医療や介護サービスをつくり、さらには住民同士が密接なコミュニケーションをとれる拠点も創り出そうという地域がある。愛知県南部の「南医療生協」だ。一方、江戸時代から続く林業の町が、地域活性に向け大きな試みを始めた。岡山県・真庭市で4月に開業した大規模バイオマス発電所。これまで"やっかいもの"だった端材や木くずが、新たなエネルギー源として活用されようとしている。住民のアイデアと実行力が地方を変える..."地域革命"が始まった。
ホテル? ショッピングモール? え、病院!?
名古屋市のJR南大高駅前...一見普通の総合病院だが、中に入ると、おしゃれなカフェやコンビニ、旅行代理店に図書館、フィットネスクラブが...さらには天然酵母のベーカリーやオーガニックレストランに料理教室、3つの保育所、助産所までもが併設されている。5年前に新築移転された「総合病院南生協病院」。組合員数7万人以上で、総工費100億円のうち、20億円を自力で集めた。そして、病院とは思えないような数々の施設は、組合員による"声"から生まれたという。なぜ、このような病院ができたのか?更に、住民の「意見」と「資金」で新しい試みがスタートしていた。それが「南生協よってって横丁」。3階から8階まで老人ホーム&高齢者向け住宅。1階には、学生が利用できる自習室、レストラン、カフェ...2階には、歯科クリニック、キッズコーナー、屋上菜園、授乳コーナー、鍼灸マッサージなども入居予定だ。開業は4月1日。最大の目的は、地域住民が世代を超えて集える場所をつくること。住民主導の施設は地域をどのように変えるのか?
山奥の"やっかいもの"が地域再生の起爆剤に!
岡山県北部に位置する真庭市。人口は4万8000人。県内で最も広い面積を持ち、その8割が山林を占める。建築用の木材「美作ひのき」の産地として知られ、江戸時代から続く林業の町だ。しかし、国内林業の低迷で間伐材は売れずに放置され、山林は荒れていく。いわゆる"やっかいもの"だ。間伐材が売れて加工されても、そこから出て来る木屑や廃材はやはり"やっかいもの"。日本の山村でよく見られる状況だ。この"やっかいもの"を地域活性に利用しようという動きが始まった。地元の製材会社、銘建工業は、家具などに使われる「集成材」の生産で全国トップクラス。その銘建工業と森林組合などが4月、木質バイオマスで国内最大規模となる1万キロワット(約2万2000世帯分/年)のバイオマス発電設備を稼働し始めた。特徴は、発電した電力を自分たちで使うのでなく、あくまで"売る"ための設備で、年間約21億円もの売電収入を見込んでいる。そして、バイオマス事業の最大の狙いが、新たな雇用の創出。すでに発電所では運転要員として15人の新規雇用が。ほかにも木材収集などの関連事業にも波及し、雇用効果は全体で180人程度と見込む。地方の山村が取り組む新たな"地域革命"は、成功するのか...

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アーティスト
遠藤浩二

曲名
Nature Quotes

アルバム
風に立つライオン

本編37分49秒。
岡山県真庭市。ここに新しくバイオマス発電所が建設された。
発電所が出来た事で続々と新たな雇用が生まれ始めている。

このシーンで使用している曲は「Nature Quotes」
作曲家、遠藤浩二によるサウンドトラック「風に立つライオン」に収録されている。