01月19日放送 第699回

崖っぷち"町工場"の逆襲!

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放送概要
大手メーカーが製造拠点を人件費の安い海外へとシフトするなか、"下請け"の町工場は仕事を失い、苦しんできた。そんな中、日本の"ものづくり"を守っていくため、苦しむ町工場を支援しようという様々な動きが現れている。合言葉は「下請けからの脱却」。アイデアはあるが技術力がない会社。技術力はあるがアイデアがない会社。そうした会社に、これまでにない新しい製品を生み出してもらおうという試みだ。変革の風が吹き始めた"ものづくり"の現場に、カメラを据えた。
下町に出現!"ものづくり"の駆け込み寺とは?
江戸時代から続く"ものづくり"の町、東京・墨田区の町工場が、崖っぷちに立たされている。区の調査によれば、45年前に9700社ほどあったのが、現在は2800社にまで激減。さらに5年以内に100社が廃業するという。そうした状況に危機感をもったのが、「浜野製作所」。板金など金属加工を得意とする、従業員30人ほどの町工場だ。小型電気自動車の開発や世界初となる深海用小型無人探索機の開発プロジェクトへの参加など、本業以外の挑戦にも積極的な企業である。「下請けとして仕事をこなすだけでは、10年後、20年後に生き残っていけるか分からない」と話す社長の浜野慶一さんは、新たに"ものづくり"をしようと考えている人たちを支援しようと、自社工場の一角に「ガレージ・スミダ」を開設した。3Dプリンターやレーザーカッターなど、最新のデジタル加工機が備えられている。個人のデザイナーから、起業したい若者、大手メーカーの開発者まで、希望すれば誰でも施設の利用が可能という。さらに、墨田区内の町工場が協力して部品の加工を手伝うなど、様々な要望に応えられる仕組みを作っている。いわば「ものづくりの駆け込み寺」だ。そんなガレージ・スミダに、あるベンチャー企業から新たな依頼が舞い込んだ。プロペラがなく、微風でも強風でも、さらには台風でも発電できるという、次世代型の風力発電機を開発したいという。町工場とベンチャーが組んで挑む夢の風力発電機の開発。果たして、実現するのか?
金型製造会社の女性社長・・・初の自社開発商品に挑む!
"下請け"だけでは今後生き残っていけないと、自社オリジナルの製品を作りたいと考える町工場が増えている。そんな町工場を支援しようという企業がある。『enmono(エンモノ)』。人気なのが、『自社製品開発セミナー』だ。大手企業の出身者たちが計48時間にも及ぶ講義を通して、企画から販売戦略、原価計算に売上予想まで、開発に欠かせないノウハウを伝授。さらに、セミナーを通して受講生が作った試作品を独自のクラウドファンドサイトで公開。製品化に向けた資金調達まで支援するという。2015年7月。経営に苦しむ町工場の社長が、このセミナーの門を叩いた。富山県で金型製造会社を営む梶川貴子さん。これまで大手メーカー1社に売上の多くを依存してきたが、その会社が海外に生産拠点を移したことで、売上が激減したという。アパレルの専門学校を卒業し、もともとファッションやアートなどに興味があったという梶川さん。金属削り出し技術を駆使し、芸術性のある製品を開発することにした。一体、どんなものが完成するのか?

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アーティスト
Schroeder-Headz

曲名
Micro Cosmos

アルバム
特異点

本編26分16秒。
新宿東急ハンズで人気となっている商品「スプリンク」
五光発條というある下町工場が自社製品で作り出し、話題となっていた。

このシーンで使用している曲は「Micro Cosmos」
日本のキーボーディスト、Schroeder-Headzによるアルバム「特異点」に収録されている。