03月22日放送 第708回

シリーズ 働き方が変わる 第12弾 "安定"を棄ててでも...

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放送概要

安定した企業に就職して、少しでもいい給与をもらって...。これまでの学生が目指した就職の"理想の形"だが、それが今、変わり始めている。そうした「安定」を棄ててでも、社会の役に立ちたいという考えが、若年層に広がりを見せているのだ。若い世代は仕事を通じて何を掴もうとしているのか。現場の最前線に密着し、これからの時代の働き方について考える。

チョコレートで世界を救え! エリート金融マンが選んだ道は...
京都の中心部にあるチョコレート専門店「Dari K(ダリ・ケー)」には毎日、チョコを求める人の行列ができる。原料のカカオ豆からチョコレートを作る"こだわり"が人気の秘密。店を運営する吉野慶一さん(35)はかつて、外資系企業に勤めるエリート金融マンだったが、「人に接しながら、人の役に立つ仕事をしたい」とリーマンショック後、転職を決意した。そのとき学生時代に研究をしていた東南アジアを旅したところ、現地のカカオ豆農家の窮状を目の当たりに。ブランド力のあるガーナ産などとはちがい、インドネシア産のカカオ豆は、「発酵」という手間をかけずに出荷していたことから買い叩かれていた。吉野さんは現地のカカオ豆農家の収入を増やそうと、まずは自らチョコレート店を開いたのだ。いま吉野さんが取り組んでいるのは、インドネシア産のカカオ豆に付加価値をつけること。現地の農家に広く呼びかけ、大量のカカオ豆を集めて「発酵」させて高く売ろうという計画だ。狙うのは、今年の日本のバレンタイン商戦だが、果たしてその結果は...。
途上国の人々とともに育つ...ボランティアで終わらない新しい支援法は
ビジネスを通して社会問題を解決しようという「ソーシャルビジネス」を手がける「ボーダレス・ジャパン」。社長の田口一成さん(35)はかつて大手企業に勤め、ビジネスのノウハウを吸収したのちに独立して同社を立ち上げた。今ではバングラデシュの貧困層が作る本革専門店「ビジネスレザーファクトリー」の事業を軌道に乗せ、現地の雇用を生み出すことに成功した。田口さんが今、取り組んでいるのは、若手の育成。田口さんは、自らの考えに共感して入社した新卒の社員らが、やりたいソーシャルビジネスを実現できるチャンスをつかめるような仕組みを社内に導入していた。ビジネスのアイデアをプレゼンし、田口さんのオッケーが出れば「事業チーム」が発足、事業のスタート時に1000万円が出資される。売り上げがあがったら半年ごとの追加出資の制度もあり、事業をサポートしてくれるのだ。この制度を利用して2年前に子供服事業を立ち上げたのが、入社6年目の中村将人さん(29)。バングラデシュの貧困を救おうと、将来は現地に工場を作って雇用を生もうと活動していた。まずは中国で子供服の生産をしているが、売れ残って8000万円の在庫を抱えることに...。果たして中村さん、バングラデシュの人たちの暮らし向上に役立つことができるのか?

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アーティスト
fox capture plan

曲名
Kaleidoscope

アルバム
BUTTERFLY

本編29分3秒。
福岡市にある人気の革製品専門店「ビジネスレザー・ファクトリー」
バングラデシュの資源で作った商品を輸入し販売する事で、貧困層に貢献しようという試みから始まった店である。

このシーンで使用している曲は「Kaleidoscope」
日本のジャズ・ロックバンド「fox capture plan」によるアルバム「BUTTERFLY」に収録されている。