12月20日放送 第747回

密着!「築地」7ヵ月 ~移転問題...そして新たな挑戦~

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放送概要
私たちの食卓を支える「築地市場」は、海産物だけでも1日17億円が取引される世界最大級の魚市場。11月7日に豊洲への移転が決まっていたが、小池都知事が安全性に問題があるとして移転延期を決定したことで事態は急転した。豊洲移転問題で翻弄される仲卸業者。そしてその中で船出した、〝築地〟の新たなサービスと奮闘する人々。豊洲移転問題に揺れた築地市場の7ヵ月を追った。
豊洲移転問題...仲卸業者の本音
豊洲新市場への移転が2ヵ月余りとなった8月31日。小池都知事が、豊洲移転延期を発表した。豊洲新市場に勝負をかけ、移転に向けて億単位の投資をしてきた大手仲卸業者「山治」の山崎社長は怒りをぶつける。「風評被害が心配、誰も豊洲から魚を買わなくなる...」。一方、市場移転を機に廃業を決めていた「徳永水産」も戸惑いを隠せないでいた。「辞めるに辞められなくなった...」廃業に向けて従業員を減らし、すでに取引先には廃業を知らせるハガキを発送済みだ。豊洲移転で事業拡大を狙っていたプレコフーズも揺れていた。プレコフーズは、もともと食肉卸の会社。後継者不在で悩んでいた仲卸「嘉徳」の営業権を買い取り子会社化した。豊洲新市場には、すでに大きな加工スペースを確保し、多額の設備投資をしている。現在の加工場は手狭で、増え続ける注文に対応できない。プレコフーズは移転の長期延期や中止も見込んで、築地市場近くに新たな加工場確保に動き始めた。一方、築地の場外に新設された「築地魚河岸」。市場が豊洲に移転した後も築地の賑わいを維持しようと中央区が造った施設で、豊洲ではなく今まで通り築地で魚を買えるというもの。50社の仲卸が入居する。オープンは11月19日。しかし、移転が不透明の中、「築地魚河岸」の役割は今どこにあるのか? この施設もまた、移転問題に翻弄されていた。
販路を拡大せよ!仲卸組合が勝負をかけるネット通販の行方
豊洲移転を見据え動き出していた新規プロジェクト「いなせり」。築地のすべての仲卸業者が加盟する東卸協同組合が、経営環境の打開策としてIT企業と手を組んだ。仕組みは、仲卸が扱う魚介類をサイトに出店、関東圏の飲食業者がサイトを通じて購入できるというサービスだ。仲卸業者は、これまで"相対商売"を基本として、市場に足を運んでくれる飲食業者に魚を売ってきた。しかしこのサービスを利用すれば、東京郊外や近隣県の飲食業者を取り込むことができ、販路拡大が狙える。特に中小の仲卸業者にとっては、ビジネスチャンスだ。システム開発を担当するのは、日本エンタープライズ。「いなせり」のスタートは12月5日。当初は豊洲新市場の施設を活用することが前提だったため、移転延期でオペレーションの変更を迫られることに・・・。果たして新サービスはうまくいくのか?

今週の一曲

あの場面でかかっていたあの曲はなに?
ガイアの夜明け音楽効果担当が今週のピックアップ曲を紹介します。

アーティスト
中野雅子

曲名
It's My Turn

アルバム
NHK特集ドラマ「クロスロード」オリジナル・サウンドトラック

本編54分26秒。
移転を機にネットを通じた新事業を立ち上げようとしている築地市場の仲卸組合。
「いなせり」と呼ばれるアプリで、築地の魚を飲食店がスマホで購入できるという画期的なシステムだ。

このシーンで使用している曲は「It's My Turn」
日本のピアニスト、中野雅子氏によるサウンドトラック「クロスロード」に使用されている。