日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週火曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

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201631 放送 第705

シリーズ「復興への道」第19章 福島の明日につなぐ

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震災から丸5年...かつて警戒区域だった福島第一原発20キロ圏内で、まもなく避難解除=帰宅が可能=になる地域がある。その一つが福島県南相馬市小高地区。  住民が戻るかどうか...肝心なのが〝仕事〟だ。ここに精密機器の製造工場をつくり、雇用を生み出そうという中小企業が現れた。集まったのは、地元への帰還を希望する技術者たち。ドローンやマッスルスーツなど最新鋭の機器を組み立てるという。さらに福島の農業を活気づかせようと地元の高校生たちが立ち上がった。『ふくしま食べる通信』といって、福島の農産物を全国に宅配する事業だ。最大の特徴は、農産物に添えられる冊子。高校生たちが農家に直接出向き、農家の現状やこだわりの栽培を取材し記事にする。農家と消費者の架け橋になり風評被害を減らしたいという。福島の"明日"につなぐ故郷再生の取り組みを追うとともに、その現場を案内人・江口洋介が訪ねる。

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放送内容詳細

江口洋介が再び福島原発20キロ圏内の地域へ

「ふるさとに働く場所を作りたい」地元の人たちを江口洋介が取材!

東日本大震災から丸5年。ガイアの夜明けでは震災直後から、復興への道のりを経済的な視点で掘り下げていくシリーズ「復興への道」を放送してきました。案内人を務める江口洋介は、これまで5回にわたって宮城県と福島県の被災地を取材。継続的に被災地の現状を伝えるべく、今回も福島第一原発から半径20キロ圏内に入りました。まもなく避難指示が解除される予定の南相馬市小高を再び訪れ、帰還後も住民が仕事に就けるよう精密機械の製造工場を復活させて雇用を生み出そうとする中小企業を取材します。また、福島の農産物を活気づけようと立ち上がった高校生たちの姿を伝えます。彼らが農家に直接出向き、生産者のこだわりや現状を記事にした冊子を、農作物と一緒に宅配。農家と消費者をつなぎたいという高校生たちの思いを伝えるとともに、その高校生たちに、江口洋介がインタビューします。


【案内人・江口洋介のコメント】

福島を初めて取材したとき、生々しい被害の爪痕がずっと脳裏に焼きついていました。その後も福島を訪ねましたが、やはり東京に戻っても現地の光景が頭からずっと離れないという感覚が続きました。しかしいつの頃からか、その感覚が変わってきました。「現地でお会いした人からむしろ、エネルギーをもらっている」という感覚です。それは多分、福島の人たちが、前を向いているからだと思います。今回、1年半前に南相馬市小高地区(福島第一原発から20キロ圏内)で取材した男性と再会しました。被災前の暮らしを取り戻そうと頑張っていた方です。印象に残ったのは、彼の表情が以前とは全く変わっていたことでした。彼の話ぶりから、「子供たちと故郷で暮らす」という理想が少し近づいてきたのかな、と感じました。自分の人生を賭けて、計り知れない努力を重ねているのでしょう。そのエネルギーの源は、福島に住む、同じモチベーションを持った人たちとの「つながり」なんだということも伝わってきました。現地では、高校生にも話を聞きました。震災の時には、まだ小学生だった子供たちです。復興に向け、どんどん変化していく福島ですが、そこに生きる彼らは「頑張っている大人がいる。その姿がかっこいいと気づいた。」と話していました。大人たちの想いが、次の世代にも伝わっているのだと、嬉しくなりました。もちろん福島は、まだまだたくさんの課題を抱えています。しかし一方で、そこに生きる人たちは前を向いている。福島がいま抱える「課題と希望」という対極の状況を、自分自身も現場で感じ続けたいと思っています。

福島第一原発まで2キロ...国道から見える周辺地域へ

2年前に開通した国道6号線を北上し、福島第一原発方面へ。国道沿いの各民家には盗難防止用にバリケードが設置されている。それを通過すると福島第一原発が右手に見えてくる。そして南相馬市小高に入ると除染土の集積地が...原発20キロ圏の今の様子を江口洋介がレポート。

帰還準備の現実...南相馬市・小高地区を歩く

震災から丸5年...かつて警戒区域だった南相馬市小高区。まもなく住民が我が家へ帰還できるようになる。その準備をしているのが2014年9月に訪ねた和田智行さん。地元に仕事場を生み出そうと、かつて小高で盛んだった絹織物を復活させようとしている人だ。和田さんはその後、地域で唯一の飲食店「おだかの昼ごはん」や生活用品を売るコンビニ「エンガワ」も開業。店には復興作業員や帰還準備をする地元の人が集う。店員は地元出身のおばちゃんたちだ。ただ昼の店の賑やかさとは対照的に、町はまだゴーストタウン状態。和田さんから小高で復興の現状や課題を聞く。

「ふるさとに働く場所を作りたい...」 町工場の挑戦を聞く...

南相馬市の調査によると、避難住民約1万3000人のうち明確に帰還の意思を示したのは1割に満たないと言う。避難先で新たな生活基盤が築かれ、特に子供を持つ世代が帰りにくい現実を生み出している。そうした中、「若い人が戻るには夢のある働く場が必要だ」と訴える人がいる。福島県内に工場を持つ東京・八王子の中堅機械メーカー「菊池製作所」の菊池功社長(73歳飯館村出身)。震災を機に小高区から撤退した精密機器メーカーの工場を2014年末に買い取り、ドローンやマッスルスーツといった最先端のロボットを作ろうという。高度成長期、東京で育て上げた人材が大手企業に移るケースが絶えなく頭を悩ませた菊池社長。地域未着型の工場を地方に作ればじっくり人材育成に取り組め、育った人材の流出も食い止められると考え、1990年代から飯館村に6箇所の工場を稼働させ事業を拡大してきた。しかし、震災で状況が一変。震災前には約300人いた飯館村の従業員のほとんどが村内から通っていたが、今は避難先から片道1時間?2時間かけて自動車で通勤。それがネックとなり、特に子育て中の25歳?35歳くらい100人余りが辞めていった。「このままではせっかく育てた技術力を持つ人材がまたいなくなってしまう...」。危機感を抱いた菊池社長が、飯館村から1時間以内で行ける範囲で工場を探していたのだ。福島で最先端のロボット産業を興したいと大きな夢に向かって動き始めた。その現場を江口洋介が訪問する。

高校生が伝える『ふくしま』こだわりの食...

福島は全国有数の農業県だったが、放射能汚染によって壊滅的な被害に。再開に至った農家は24%に過ぎず、宮城県の65%、岩手県の54%を大きく下回っている(2014年2月1日現在)。そんな中、今年春にあるサービスが始まった。『ふくしま食べる通信』、県内の農産物を宅配で全国へ届けるという事業。立ち上げたのは地元の高校生たちだ。定期購読は年4回で1回2500円、 旬の野菜を届ける。特徴は、高校生が作る情報誌。届ける農産物について生産者へ取材を行い、農家のこだわりや苦労などを記事にまとめる。風評被害により県外などへの販路開拓が難しい福島の野菜を、全国の消費者に届けようというのだ。その秋号で届ける農産物として選んだのは、福島県・天栄村の〝ヤーコン〟だ。南米アンデス高原が原産の作物で、シャキシャキした食感とほんのりとした甘みのある野菜。「梨の甘みと食感を備えた芋」だ。日本ではあまり馴染みのない珍しい食材。高校生編集部の4人は、その産地である天栄村に向かった。また、この高校生たちに江口洋介がインタビューする。

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト The Water is Wide
曲名 Hayley Westenra
アルバム BEST OF HAYLEY WESTENRA

ご購入はこちらから(外部サイト)

本編40分29秒。
風評被害に苦しむ農家を助けようと始まった福島の高校生による「食べる通信」
農家の北畠さんが作ったヤーコンが、編集員によるレシピと共に出荷されていく。

このシーンで使用している曲は「The Water is Wide」
ニュージーランド出身の歌手、ヘイリーによるアルバム「BEST OF HAYLEY WESTENRA」に収録されている。

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ご注意下さい

最近、「ガイアの夜明け」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「ガイアの夜明け」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。