• 自殺に追い込まれない社会をめざして

3/9 #022 「自殺を防ぎたい」
伊藤 次郎さん

TOKYOガルリ。私のギャラリーにようこそ。
今回は、精神保健福祉士でNPO法人OVA代表理事の伊藤次郎さんがいらっしゃいました。
伊藤さんはインターネットを利用した自殺防止活動をしています。

伊藤さんは病院の精神科などで働いていたそうですが、2013年6月に内閣府から出された「自殺対策白書」を読んで、若者の自殺が増加していることを初めて知りました。その時伊藤さんは、自殺者のあまりの多さに驚き、自殺防止活動をスタートさせました。

基本的に相談は、ウエブサイトからメールを受けて行っているそうです。
活動を始めて間もない時期は、話を聞いて気持ちを受け止めれば、徐々に解決していくものだと思っていたそうです。しかし実際にはそれだけでは解決せず、自殺に追い込まれる具体的な原因、たとえば金銭や人間関係の問題を抱えていることが多いとわかったそうです。以後伊藤さんは、自殺を考える問題そのものを整理していき、それをどういう風に解決していけば良いかを話し合っていくという相談方法に変えたそうです。
現在では、メールだけでなく電話で話したり、直接会って相談を受けたりもしているそうです。

この活動を続けてきて良かったと感じる瞬間はやはり「自殺をしたい」と言っていた相談者から、社会復帰した、就職して正社員になった、などの報告を受けたときだそうです。「その時は本当にうれしい」と微笑みながらお話下さいました。

もしも友だちから「死にたい」と相談された時にはどうすれば良いか、伊藤さんに伺ってみました。
伊藤さんは、内容が内容だけに、相談する方も人を選んで相談してきているので、まずは真摯に友だちの話を聞いてあげることが大事だと教えて下さいました。それから一人で相談を受けようとせずに、相談機関に繋いであげることも大事なのだそうです。繋いだ後も「どうだった?」などの声掛けをしてほしいとおっしゃっていました。そのように、悩んでいる方をみんなで支えていく姿勢が大切なんだそうです。

伊藤さんは今後の目標として、DV問題や虐待問題に取り組む団体などとも連携して、自殺に追い込まれない社会を作っていきたいと話して下さいました。
一人でも多くの方が「生きていて楽しい」と思える社会にしたいですね。

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