定例社長会見

2017年7月13日

小孫社長6月定例会見

<はじめに>
テレビ東京は、6月27日の株主総会をもって新体制となり、定例社長会見のメンバーも代わりました。
代表取締役社長の小孫茂、常務取締役 コンテンツビジネス局・アニメ局・スポーツ局・五輪担当の近藤正人、広報局長の鈴木孝道、広報部長の天田晶子が今回から出席します。どうぞよろしくお願い致します。

<編成関連>
(小孫社長)
4月クール(4月3日~7月2日)の視聴率がまとまりました。GH6.6%(前年同期比+0.3p)、PT6.2%(同+0.2p)、全日2.8% (同±0p)、と在京各局がやや落ちている中、テレビ東京は前年に比べて若干プラスになったということがひとつの特徴かと思います。HUTが60%割れすることもある苦しい環境ではありますが、テレビ東京は、ここ最近力を入れてきたGH帯の番組『YOUは何しに日本へ?』(毎週月曜18:55~)や『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(毎週土曜19:54~)、『家、ついて行ってイイですか?』(毎週水曜21:00~)などが非常に堅調な数字を記録できるようになりました。中でも4月の新番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』が想定以上の健闘をしており、こういった主力番組の堅調な推移というのが、若干ではありますが、前年より数字を押し上げる結果になったと考えています。

また、今クールは3つの特番を成功させることができました。

まずは「テレ東スポーツ祭」です。『世界卓球』と『全仏オープンテニス』を同時期に放送することになり、日本選手の活躍もあって非常にいい結果をもたらしました。放送した5月29日(月)~6月4日(日)のGH週間平均で8.6%と、開局以来初の在京民放3位という数字を残せました。テレビ東京が全社で総力を挙げて取り組み、結果が出せたということで、これがまず成功の第1弾でした。

もうひとつは、『テレ東音楽祭』(6月28日・水 18:25~22:48)です。天王洲スタジオと六本木の新本社のスタジオ両方を使用し、4時間の生放送を実現する事ができました。これも出演者のみなさんの非常に熱のこもったパフォーマンスのおかげと、陣容が少ないテレビ東京ではありますが、若手を中心に、その少ない陣容で総力を挙げて取り組んだ成果だと思います。こちらも8.4%という数字を叩き出すことが出来ました。社長に就任した翌日だったこともあり、私も両方のスタジオを走り回りました。スタッフのがんばりも実感し、社長として非常にうれしかったです。

これらの2番組については、テレビの原点ともいえるような"ライブの魅力"を、あらためて私ども放送局側も実感しました。第2弾の音楽祭もそういった意味からも大きな成果があったと思います。

さらに第3弾として、『池上彰の都議選ライブ~ニッポンの大問題~』(7月2日・日 1部19:54~22:24、2部25:00~26:00)をライブで放送しました。東京都議選は地方選挙ではあるのですが、結果次第で国政にも影響を与えかねないという判断のもと、ライブで放送しました。これも結果的に非常に良い視聴率を取ることが出来ました。池上さんのお力に頼るところがもちろん大きいのですが、これもテレビ東京が総力を挙げて取り組んだ成果が出たのだと考えています。

4月クール全体としては、既存の番組と新番組、それぞれ力を入れたところに相応の結果が出たということと、力を入れた3つの特番について想定以上の結果を出すことができたということから、全体として、"テレビ東京に風が吹いている"という感じを、私自身は非常に強く持っています。

社長に就任してまもなく半月、社長自らがこの波を壊さないように注意していきたいと思っているところです。

ではこれからの特番についてご説明いたします。

7月23日(日)19:54~21:54に『ボクシング ダブル世界タイトルマッチ』を放送いたします。成果を上げている3つの特番と同様に、何らかの工夫をして、さらに新味を出しながら、このタイトルマッチを盛り上げていきたいと思います。ご期待ください。

7月29日(土)18:30~20:54には、恒例の『独占生中継!第40回 隅田川花火大会』を生中継でお届けします。過去最大級の2万2000発の花火を打ち上げる予定になっております。こちらも何か新しい仕掛けをできればと考えております。テレビ東京は、いい意味で何か新しいことをする、というイメージでこの波をどんどん盛り上げていきたいと思います。    

<営業・事業関連>
5月は、テレビ東京はタイムが前年比-1.0%、スポットが同-1.3%、タイムとスポットの合計では同-1.1%となりました。ただ、17年度累計としては、タイムが前年比+1.4%、スポットが同-0.4%、タイムとスポットの合計で前年比+0.7%と、巡航速度では走っているということになりますが、もう少しこれから上を目指してまいりたいところです。
GHを中心とした主力番組に、さらに新味、魅力を増すということと、特番でいろんな形で波を作っていくということが、私どもの当面の業務の主軸になろうかと考えています。

<アニメ・コンテンツビジネス関連>
7月14日(金)、15日(土)と出資している映画が公開になります。
14日(金)には「映画 銀魂」が公開になります。福田雄一監督による作品で、よくもこれだけ集まって頂けたなという豪華キャストでの公開となります。
翌15日(土)は「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」が公開になります。ポケモン映画としては20作目になりますが、全国で実施している試写会での満足度調査で、99%が「おもしろかった」と絶賛、前売りも非常に好評だと聞いていますので、これも大いに期待しております。

Q:6月上旬に『おそ松さん』の第2期の放送が10月スタートと発表になった。第2期への期待を。
A:(小孫社長)
第1期の放送から1年以上経ちましたが、インターネットの世界を中心に人気は全く衰えておりません。第2期は色々な意味で前期を超える大ヒット番組になるよう、スタッフ一同、鋭意制作に励んでおります。私は、『おそ松さん』世代ではなく、『おそ松くん』世代です。若い世代だけでなく、『おそ松くん』世代からも人気を得られるように大いに期待しています。

Q:GHを0.3ポイント押し上げた原動力の一つとして、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』をあげられていたが、社長から見て番組の魅力とは?
A:(小孫社長)
ひとつは、出川さんのキャラクターだと思います。言っていることは、「ヤバイよヤバイよ」だけのような気がするのですが、いろいろな"ヤバイ"があって、出川さんが新しいキャラクターをご自身でおつくりになっていて、それが出川さんの魅力になっていると思います。
もう一つ大きいのは、電動バイクでの移動です。電気が切れると終わってしまうので、『ローカル路線バスの旅』の「おい、県境を越えられないぞ」に似た"小さなハラハラ感"というかドキドキに似たものを、今度はバイクで結果的に作り出しています。この2つが非常にうまくマッチしたコンテンツになったと思います。
また、応対してくださる町の方々が非常にやさしく、素直な反応を見せてくださっています。新たな旅番組のパターンを作りつつあると期待しており、大人気番組になるのではないかという予感がしています。私のような素人が余計なことを言わない方が、成功の道だと確信をしているので、無言でただ見守っています。

Q:所信表明をお願いします。
A:(小孫社長)
テレビ局というのは、365日、24時間動いており、社長が代わったからといって、右から左に動いていたものが、左から右に動くということではありません。髙橋現会長の時代から、二人三脚でやってきましたが、その時につくった中期経営計画では、地上波・BS・配信の一体運用という看板を掲げています。
この7月からは、本格的にその作業に入っています。これが、一番大きい所信と考えております。テレビ東京ホールディングスの社長ということも踏まえ、地上波・BS・配信、それぞれ一番最適な方法を、時には3つとも同時に利用したり、配信が先に行ったり、また、スポーツ番組ではすでにかなり有力な手段になりつつありますが、BSと地上波が連動していたり、私たちが使えるこの3つの配信のツールをフルに利用する方法で、テレビ局という形を残しながら、映像を中心とする総合メディアという形に一歩ずつ進んで行きたいと思います。
地上波は地上波、BSはBS、配信は配信、という考え方は、過去のものになっていくだろうというのが、柱になる方針だと思います。放送の世界だけにはとどまらずに、OTTをはじめとする、まったく放送以外の巨人として力のある勢力とも競争したり、協業したりして、積極的に取り組んでいき、"この分野ではテレビ東京グループは面白いね"と言われたいです。
これからも、段階的に装備を良くしていき、"新しいことを始めたな"といわれるテレビ局でありたい、これが基本的な考え方です。

Q:TBSやWOWOWなどと組んで、プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)が発足した。今のところ、PPJでのテレビ東京の位置付けは?
A:(小孫社長)
PPJは、7月3日に立ち上がったばかりで、今詰めている段階なのでまだあまり説明できませんが、テレビ東京の配信は全方位で、小さいながら、自前のプラットフォームも立ち上げており、外資も含めていろいろな契約を通じてコンテンツを供給しています。しかし、インターネット配信の世界は、放送の世界よりも新しい技術が入ってくるのがものすごく早く、外部のプラットフォームにコンテンツを供給していくだけでは、新しい技術にどう取り組み、どう伝えるかが"あなた任せ"になってしまいます。テレビ東京、BSジャパンの新しいコンテンツを作る、または見せ方を自分たちで示していかないと、競争力が落ちてきます。
プラットフォームビジネスの最大のポイントというのは、コンテンツの質と量、それとジャンルの豊富さにつきます。テレビ東京グループだけで考えるよりも、一定程度同じ価値観を持っていながら、それぞれ強みが違う様々な異業種で開発を進めた方が近道だと思い、PPJを立ち上げました。
最後発で始めたので、進化のスピードが速くないとなかなか追いつけませんし、追い越せません。
何とかして6社の知恵を集約して進めていきたいと思っています。


《会見者》
テレビ東京 代表取締役社長 小孫 茂
テレビ東京 専務取締役 広報局、グループ戦略室、メディア戦略室、ネットワーク局担当 廣瀬 和彦
テレビ東京 常務取締役 編成局、メディア・アーカイブセンター、報道局担当 武田 康孝
テレビ東京 常務取締役 コンテンツビジネス局・アニメ局・スポーツ局・五輪担当 近藤 正人
テレビ東京 執行役員 編成局長 長田 隆

テレビ東京 広報局長 鈴木 孝道
テレビ東京 広報部長 天田 晶子

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