定例社長会見

2017年11月30日

小孫社長11月定例会見

【テレビ東京】
<編成関連>
(小孫茂社長)  
10月クールの視聴率は、第8週終了時(10月2日~11月26日)で、GH6.7%(前年同期比+0.3p)、PT6.2%(同+0.2p)、全日2.8% (同+0.1p)と、若干ではありますが、着実に上を向いているということは大変ありがたい限りです。
いろいろな要因はあると思いますが、1月や4月開始の番組が着実に視聴者の皆様のところに届き始めたという実感があり、毎期、毎月、山や谷はありますが、軌道に乗ってきたなという感じを非常に強く持っております。

『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(毎週土曜19:54~)、『家、ついて行ってイイですか?』(毎週水曜21:00~)、『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』などは着実に手応えが出てきたと感じております。特に、11月26日(日)19:54~21:54に放送した『緊急SOS!史上最大の池に異常発生!怪物10000匹!?池の水ぜんぶ抜く大作戦5』が12.8%という視聴率を獲得し、これは今年度放送されたテレビ東京のバラエティ番組の中では最高でした。歴代で見ても「日曜ビッグバラエティ」枠としては2012年11月11日(日)に放送した『秘境に嫁いだ日本人妻』の12.1%以来の12%超えです。これを着実に生かしながら、さらに丁寧に番組制作に励んでまいりたいと思っています。

10月の改編でスタートさせた新番組『ヒャッキン!』(毎週火曜18:55~)、および月曜日と木曜日の放送曜日を入れ替えた『世界!ニッポン行きたい人応援団』(毎週月曜20:00~)と『主治医が見つかる診療所』(毎週木曜19:54~)も最初は少し視聴率が落ちましたが、現状では急激に回復しているということで、これも手応えのひとつと思っております。皆様の応援もありまして、大変ありがたいことだと思っております。

<営業関連>
(小孫茂社長)
10月は、タイムが前年比+0.4%、スポットが同+2.1%、タイムとスポットの合計では同+1.1%と、上昇しております。17年度累計でも、タイムが前年比-3.8%、スポットが同+0.1%、タイムとスポットの合計で前年比-2.4%と、若干タイムがまだ苦戦しておりますが、何とか期初に目指した水準までは上がって来ているという感触を得ており、12月も引き続き好調という報告も受けておりますので、このままの勢いで年を越し、新しい年を迎えられたらいいなと思っているところです。

<今後の特番に関して>
(小孫社長)
2017年~2018年の年末年始は、テレビ東京の番組の中で主力番組に成長したもの、あるいはこれから成長が期待できる定番番組をブラッシュアップして編成しました。おせち的な番組というよりも、普段楽しんでいただいているものを一層楽しい形にして皆さんにご提供するというようなスタンスで進めております。

年末年始の編成キャッチコピーは「テレ東福袋~人気番組、全部いれときました~」です。
番組内にいろんな仕掛けもプラスし、本当の福袋になるような工夫もしていると聞いております。

元日には『YOUは何しに日本へ?』を『YOUは何しに日本へ?4時間20分スペシャル!』(2018年1月1日・月祝17:55~22:15)とし、4時間20分という異例の長さで放送します。さらに番組史上、最大規模のロケを敢行します。国際線が最低でも1日1本は飛んでいるという全国26の空港すべてでロケをするということです。手間を省かない、これもテレビ東京らしさで、どのくらいボツになったものが多かったかと想像もつきませんが、そういった苦労をした上で元日に4時間20分、一挙放送させていただきます。"テレビ東京らしさの結晶"のような番組になっていると思います。

1月2日には『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜きましておめでとう2018』(2018年1月2日・火祝17:55~21:00)を放送します。こちらも初めての3時間特番になります。"池の水を抜く"という単純なコンセプトの原点に戻って、ある種の爽快感というか、終わってみると何となく心に残るような番組に仕上がりそうだと聞いております。

そして来年2月に開幕するピョンチャンオリンピックですが、テレビ東京のメインキャスターに俳優の小泉孝太郎さん、フィールドキャスターに、1998年の長野オリンピック日本代表の荻原次晴さんが決まりましたので、この場をお借りして発表させていただきます。
小泉さんは昨年のリオオリンピックで初めてオリンピックキャスターを担当していただき、夏に続いて冬もお願いすることになりました。また、2人を支えるのは、共に初のオリンピックキャスターとなります、テレビ東京の鷲見玲奈アナウンサーと福田典子アナウンサーです。
テレビ東京のオリンピック中継では、またいろいろな仕掛けもあるかと思いますが、どうぞお楽しみにしていただければと思います。

Q:大晦日、今年はボクシングの中継がない事についての経緯、またボクシングの代わりにドラマを放送する狙いについて
A:(長田局長)
大晦日のボクシング中継は、6年続けてきました。内山選手を中心にテレビ東京の年末に華を添えて来ていただいたことには感謝を申し上げます。今回、年末に中継はありませんが、今後もボクシング中継は続けていきたいと思っておりますので、タイミングが来れば編成させていただく可能性は十分にあります。
今回の大晦日に関しては、テレビ東京の人気番組をとにかくブラッシュアップして編成していこうということで、非常に高い支持を得ている『孤独のグルメ』で、井之頭五郎さんが1年の締めくくりに何を食べるのかと視聴者の皆様に楽しみにしていただけるのではないか、ということで編成させていただきました。

Q:冬季と夏季の違いがあるものの、時差がない大会という共通点もある中で、東京オリンピックに向けて、今回のピョンチャンオリンピックの放送で、意識するところはあるか?
A:(小孫社長)
東京オリンピック時には4K、8K放送が始まっていることになっています。NHKと民放、それぞれがどういう風に新しい技術を使っていくのか、いろんな意味でのトライアルを、コストの問題もあり、民放としてまだ大々的にではないと思いますが、東京オリンピックに向け、各局ともいろんなトライをしていくのではないかと思っております。ただ冬と夏との違いがあるのでそのまま全てが東京オリンピックに引き継がれるわけではないと思いますが、スタッフにとっては、東京オリンピックのシミュレーションを行うにはいい機会かなと考えています。

<アニメ・コンテンツビジネス関連>
(小孫茂社長)
「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」が12月16日に公開になります。4年連続で年末に公開ということになります。今回は"大人も楽しめるライトホラー"ということで、これも新しいコンテンツとしてのチャレンジだと受け止めております。こちらも良い成績をあげられるように期待しております。

Q:今年を振り返って
A:(小孫社長)
2017年は、将来メディア史を紐解くと、恐らくエポックメイキングとなった年と書かれることになるでしょう。アメリカの大統領が、フェイクニュースという言葉を毎日のように記者会見やTwitterで発信し続けたということから始まったわけですが、アメリカに限らず、いろんな国でメディアに対する風向きが変わった年だと思っています。新聞やテレビだけの問題ではなく、またそれぞれの政府当局がスタンスを変え始めたというだけではなくて、視聴者、読者の皆様、あるいはSNSユーザーのみなさんの、メディアあるいはジャーナリズムというものに対しての見方がだいぶ変化してきた年ではないかと思っています。
テレビ東京グループにとっても、追い風の部分と向かい風の部分と両方あります。メディアの一角を占めているテレビ東京グループとしても、将来も引き続き信頼を得続けられるメディアとは、どういうことなんだろうということを考える非常に良いきっかけとなりました。そういう社内での議論が、ひとつひとつの番組に少しずつ投影していっているんではないかなということだと思います。
例えば『池の水』もまったくウソ無し、前回の放送でも無理やり終わらせていません。終わっていないことを見せて次回に行きます、というのはあまり見かけない手法ですが、こういう形で素直に見せていく、何にも出なかったら出ませんでしたということまで放送をする、現場には、そういう感覚がきちんと根付いているんだと思います。
もう1回原点に戻って正直にありのままをお伝えする、というのは他のメディアよりもテレビの方がやるべきことなのではないかと。そういう意識がもう根付いているということが大変うれしいです。メディアのポジション、位置や機能、役割が問われている今年、テレビ東京の中ではそういうものが確認できたと思います。
この方向性は現場から教えられたものですが、この方向性は正しいという事を、来年は確認する年になるのかなと思います。他の番組でも随所に現れてきており、その素直さ、正直さを大事にしていく最前線に立てるようなテレビ局を目指せるというその最初の一歩を踏み出せたかなと思っています。そういうことが、結果的にテレビ東京に追い風が吹いているということにつながっているのかなという感じを今も深く持っております。
私共経営者は、現場が出してきたいろんな発想を皆さんにお届けするという役割に撤していく考えでおり、他局とはさらに違うテレビ局に脱皮していくひとつの過程と思っています。
逆風、順風両方受けていますが、私どもにとっては非常に勉強になった1年だったと思います。


【BSジャパン】
(BSジャパン 石川一郎社長)

BSジャパンの今年1年を振り返りますと、ドラマと報道関係を強化した1年でした。

ドラマにつきましては2年連続で民放連の賞もいただきました。火曜20時で放送している時代劇の枠ですが、現在は、池波正太郎時代劇『光と影』を放送しております。だんだん時代劇が定着してきて3年目、ようやく高い視聴データもいただけるようになり、定着してきたなという感じを持っております。

ドラマでは、もうひとつのチャレンジとして、土曜日の21時から初めて本格的な現代ドラマ枠を編成いたしました。10月にスタートしたのは、『浅田次郎 プリズンホテル』です。だんだん"BSジャパンではおもしろい現代ドラマをやっているな"という声もいただくようになり、こちらも定着しつつあるように思っております。
『プリズンホテル』に続く1月クールの新シリーズは、『三島由紀夫 命売ります』です。この作品は三島由紀夫が自決する2年前に出版された作品で、約50年前のものなのですが、今読んでもまったく違和感のない内容の小説です。かなり面白いドラマになります。「死にたい」と自殺を図る主人公が、結局死ねなかったのですが、自分の命を売るビジネスを始め、その過程でいろいろな人間ドラマが展開されます。最後主人公が「生きたい」と思うようになるというものですが、小説を読んだり、ドラマを見ていただければ、なぜ今この作品を放送するか、お分かりいただけるのはないかと思います。ご期待ください。

また話題と致しましては、11月19日(日)にフィギュアスケートの特番『カーニバル・オン・アイス』を放送した(地上波では10月9日・月祝12:00~放送)のですが、この番組で町田樹さんに初の解説をお願いし放送したところ、視聴者から大変な反響がありました。町田さんが初解説への意気込みのコメントを発表した11月17日と、放送した19日の2日間で、BSジャパンの公式ツイッターが60万以上のインプレッションとなり、これまでのBSジャパンの1ヶ月の平均総数をたった2日間で上回ってしまうくらいの反応がありました。町田さんは"氷上の哲学者"といわれていらっしゃるそうで、使われている楽曲の由来や背景、ジャンプのいろいろな種類や振付に関することなど、スケートの技術だけではない、幅広い文化的な側面を話していただき、非常に視聴者の方からも反響がありました。

今後も、こうした挑戦を続けて「地上波・BS・配信の一体運用」の一翼を担って行きたいと思っています。

続きまして、年末年始編成についてお話しします。
この年末年始は、BSジャパンではいくつかゴルフの特番を放送します。

ひとつ目は、特別番組『ゴルフ小侍、見参!芸人・蛍原徹の戦い』(12月30日・土17:00~18:24)です。『ゴルフ侍』は毎週日曜あさ8時から放送している番組なのですが、実はこの番組の大ファンだという雨上がり決死隊の蛍原徹さんがテレビ朝日の「アメトーーク!」の番組内で「今、日本一面白い番組は、ゴルフ侍」と大絶賛して下さったと聞き、蛍原さんに番組にご出演いただけないかと、オファーしたところ、ご快諾を頂き、今回シニアプロとの真剣勝負、ということになりました。是非ご期待ください。

さらに、原辰徳前巨人軍監督と、今年17勝5敗と好成績で沢村賞をはじめ、数々の賞を獲得した巨人軍の菅野智之投手のテレビ初共演で、『TV初共演!原辰徳vs菅野智之夢のゴルフガチンコ対決(仮)』をお届けします。どういう対決になるか、"叔父と甥っ子の対決"といったことも含めて楽しんでいただけるのではないかと思っております。
   
以上が、ゴルフ特番関連でした。続いても、BSの視聴者に喜んでいただける特番です。

『特別企画 私だけの美空ひばり(仮)』(1月5日・金19:00~20:54)をお届けします。先日、スポニチニュースの映像が保管されているスポニチクリエイツさんの倉庫から、たくさんの美空ひばりさんの貴重映像が発見されました。こうした貴重な映像を紹介しながら、放送致します。美空ひばりファンにとってはかなりぐっと迫るものがあると思います。是非ご覧いただければと思います。

Q:明日12月1日で、4K実用放送まであと1年となるが、具体的な準備状況は?
A:(石川社長)
BS4K放送については、BSだけでなくテレビ放送全体にとって新しいメディアが出てくるいい機会だと思っています。どういう映像のものが展開されるのかなど、なかなか実際に見てみないと分からないところも多く、この映像を使ってテレビのカルチャーをまた一段違う段階にもっていければという大それた思いを持っていますが、実際の準備状況となりますと、なかなか簡単には進まないというのが現実です。社内でプロジェクトチームを作り、編成・制作、さらには営業も含めて、いろいろな討論・議論をしています。実際に進めていることとしましては、ドラマを中心に4Kで制作しており、それなりの本数は来年の12月までは揃う見通しです。そういった4Kのコンテンツの充実を進めているという事と、実際の放送、さらに営業に活かしてどうマネタイズしていくかについてはまだこれからで、この場で話せる段階ではありませんが、様々なシミュレーションをしながら考えているというのが現実です。
最大の問題は4Kチューナーが内蔵されたテレビがいつからどれぐらい出るかということになりますが、放送されていない段階でテレビを買っても見られないということがありますので、やはり来年の冬くらいから本格的に普及して、そこをうまく捉えて我々が素晴らしいコンテンツを提供して伸ばしていけるかというところが勝負になるのではないかと考えています。
先程も触れましたが、テレビ東京グループは地上・BS・配信の一体運営を掲げており、BS4Kで流すものは、配信でも流すなど、メディアを多重活用して売っていきたいと思っております。
BS放送だけの4Kではなく、テレビ東京グループの中の4Kという位置づけでこれから事業を展開することになります。


《会見者》
テレビ東京 代表取締役社長 小孫 茂
BSジャパン 代表取締役社長 石川 一郎

テレビ東京 専務取締役 広報局、グループ戦略室、メディア戦略室、ネットワーク局担当 廣瀬 和彦
テレビ東京 常務取締役 編成局、メディア・アーカイブセンター、報道局担当 武田康孝
テレビ東京 常務取締役 コンテンツビジネス局、アニメ局、スポーツ局、五輪担当 近藤正人
テレビ東京 執行役員 編成局長 長田 隆

テレビ東京 広報局長 鈴木 孝道
テレビ東京 広報部長 天田 晶子

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