妻を目の前で殺され、自ら犯人を撃った過去。過酷な運命と闘いながら生きる、一人の刑事がいた。

高橋克典で高倉健主演の名作ドラマが甦る!

「刑事」は、1995年にNHKが高倉健主演で放送した、早坂暁のオリジナル脚本「刑事 蛇に横切られる」が原案となっています。妻を犯人に殺害されるという過酷な人生を送りながらも、誇りと信念を持って生きる刑事・秋庭実の物語を、現代の世情を反映させた新たなストーリーで描きます。今回、秋庭実役を演じるのは、これまでも数々のドラマに主演している俳優・高橋克典。テレビ東京でのドラマ主演は2011年1月放送の新春ワイド時代劇「戦国疾風伝 二人の軍師」以来、およそ3年ぶりとなります。また、事件の重要な鍵を握る自称フリーターの男・永井清役は、若手演技派俳優・風間俊介が演じます。どうぞご期待ください!

原案:早坂曉/脚本:坂上かつえ/監督:水谷俊之

ストーリー

警視庁捜査一課の刑事・秋庭実(高橋克典)は、以前に逮捕した田辺(加藤雅也)の逆恨みから妻の由紀江(宮本真希)を目の前で殺され、その直後に田辺を射殺したという過去に葛藤し続けながら一心に職務を全うしてきた。現在は一人娘の宮子(新川優愛)と二人暮らしだ。
ある日、秋庭のもとに天王洲南交番の巡査部長・村沢克己(内田朝陽)が刺殺され、所持拳銃が奪われたという一報が入る。村沢は、以前秋庭が杉並中央署にいた頃の部下で今も交流が続いていた。戸惑いながらも現場に急行した秋庭は、遺体となった村沢と悲しい対面を果たす。自分を慕い、刑事を目指していた村沢の無念を晴らすため、秋庭は全力で捜査を開始する。

その夜、家に帰った秋庭は、宮子からバイト先のオーナーで、自身も家族を殺された川原紗江(草刈民代)に勧められた、と犯罪被害者遺族の会に誘われる。秋庭は頑なにそれを拒むが、宮子はいつも悪夢にうなされている秋庭にひとり心を痛めていて…。

秋庭はコンビを組むことになった所轄の寺崎周二(大地康雄)から、過去の秋庭の事件のことを問われる。当時刑事課にいた寺崎は事件の担当者だった。公式発表では犯人の暴走を食い止めるためやむを得ず発砲したとされたが、実は目の前で妻を殺され刑事であることを忘れて犯人を打ち殺したのではないか?と尋ねられた秋庭は…。

一方秋庭たちは、村沢の妻・雅美(滝沢沙織)から、村沢は誰かが川に犬らしき動物を投げ捨てていたのを目撃したことから、最近非番の日は現場から採取した動物の毛の種類を調べていたという情報を得る。また殺害当日、村沢とともに当直していた中山(小澤亮太)は、前回一緒に当直した日の夜中、二人で巡回中に所轄内の橋で川に何かを投げ、白いベンツで去って行った男のことを思い出す。その後村沢が調べていた犬の種類はゴールデン・レトリバーであることが判明する。

そんななか、同じ日の夜、大田区で犬の散歩中に山之内静雄(伊藤洋三郎)という男性が殺害され、愛犬のゴールデン・レトリバーが未だに戻ってきていないというニュースが秋庭の目に飛び込む。事件翌日はこのニュースが大々的に流れており、当直明けの村沢が事件を知り独自に調査していたと予想。山之内家から採取された毛と村沢が採取した毛が一致し、また山之内と村沢の刺し傷が酷似していたことから、犬を捨てた男が山之内と村沢殺害に関わっていた可能性が濃厚となる。

山之内は3か月前、取り込み詐欺の会社に専務として入社。生活苦のため詐欺の片棒を担ぐことになったが、それに苦しみ告発を考えていた可能性が浮上。口封じで殺され、それに関する何かを嗅ぎ取った村沢もまた殺害されたのでは…という見解が出される。

奪われた拳銃から新たな犯罪が発生することを防ぐため犯人特定が急務となる中、橋の近所に住み白いベンツを所有する人物を徹底的に洗い出すことに。該当者の一人・永井清(風間俊介)のマンションを訪れた秋庭と寺崎は、永井の隣人から以前警察官が犬のことで訪ねて来たことを聞く。当時永井は不在だったが、警察官が訪ねてきたことを後に永井に報告したこと、また永井が車で犬をはねてしまったので川に捨てたと話していたという。全ての条件が一致することに驚くなか、永井が帰ってくるが…。

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