title.gif (8623 バイト)


菅谷社長5月定例会見

−2003年5月29日−


■ 平成15年度3月期決算と機構改革について ■


 平成15年3月期決算は、デフレ不況の厳しい経営環境の中、健闘したのではないか。放送事業収入はタイム・スポット計で前期比0.4%増と、キー局で唯一プラスとなった。デジタル投資や電波料の負担増加もあるが、昨年度を底にして這い上がっていきたい。

 7月1日付で組織を改革する。狙いのひとつは、未曾有の困難期のテレビ界をグループ一体となって勝ち残るということ。そしてもうひとつは、膨らんできた組織を整理してスリム化し、コミュニケーションを良くするということ。本部制を廃止し、局室・部課も統廃合する。局室数は現行の19から16へ、部数は62から51へ削減し、すっきりした体制となった。グラウンドゼロからの再構築だ。これから成果が出てくるだろう。


■ 営業状況について ■


 
03年度4月の実績は、タイム101.2%、スポット102.1%、合計101.5%。前年、予算ともに上回る良い出来だった。5月、6月の見通しは厳しい。先の見えないデフレ不況やSARSによる心理的影響もあるだろう。
(5月27日現在、数字は前年比)


■ 編成関連について ■


 03年4月クール第8週までの視聴率は、GH8.2%(前年比+0.5%)、全日3.6%(+0.1%)、PT7.6%(+0.5%)。多くの新番組を投入したが、特に日曜夜7時の「田舎に泊まろう!」が8.0%と健闘している。アニメ「NARUTO」も枠移行の成果が出ている。5月14日に放送した「ドキュメントドラマ特別企画『北朝鮮拉致・めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる』に対し、放送直後から1000件強にも及ぶ視聴者の反響が寄せられたため、その声に応え、急きょ6月29日午後2時からの再放送を決定した。社会的な問題を扱ったドラマだが、批判の声は全くなかった。

 6月18日には、浅田次郎原作、西田敏行主演の三作目となる「ドラマスペシャル『ラブ・レター』」を放送する。各賞を受賞し高い評価を得た「角筈にて」(一作目)、「天国までの百マイル」(二作目)に続く作品として期待している。また、今秋オーストラリアで開催される「ラグビーワールドカップ2003」の地上波独占放送権を獲得した。全社を挙げて盛り上げたい。

■ SARSについて ■


 
ロケ地やスケジュール変更といった影響が出ているが、今のところ混乱はない。日本国内で発症した場合、「ロケ地変更可能」なものは原則としてロケ地を変更し、報道のように「マスコミとして伝える義務のあるもの」は、考えられる限りの防護対策を講じた上で取材にあたるつもりだ。

■ 劇場版ポケットモンスターについて ■

 
 
7月19日(土)公開の「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション『七夜の願い星 ジラーチ』」の前売券が好調と聞いている。特典付き前売券として発売し、5月22日現在 70万枚に達する驚異的な売れ行きだ。年々落ちているポケモン人気の反転の機会になるのでは、と期待している。


 ■ 地上デジタル放送の地方局支援について ■


 地方局にとって40〜50億の投資は経営難に陥ることも予想される。何らかの公的支援があってもいいだろう。しかし、民放への官の介入は避けるべきだ。


 ■ マスメディア集中排除原則緩和について ■


 BSデジタル局への出資緩和は一歩前進と受け止めているが、まだ限定的な緩和。もう少し自由に支援できる土壌を作ってほしい。



 ■ メディア規制について ■


 大事な情報は自主的に判断して放送しているのだから、指定公共機関に民放が指定されるなど法の規制をうけるべきではない。言論報道機関として、規制は反対だ。



記者会見トップへ


mania.jpg (31394 バイト)