キャスト

  • 米田勝己(60)

    西田敏行

    役職には就かず現場一筋、定年間際の存在感の薄い刑事。
    頑固な正義感を持ち、仕事は真面目だが、面白みがなく妻とは離婚。
    数日後に定年を迎えるという日に、ある思いから有休を取り富山県魚津に向かう。

    米田勝己(60):西田敏行

    西田敏行 コメント

    浅田さん原作の短編のドラマ化で主演を演じさせて頂くのは5作目になります。今回、岡田惠和さんのサイドストーリーを含めた脚色も素晴らしく、密度の濃い芝居ができたので、胸はずむ楽しい撮影現場となりました。米田という男は、職場では“ダメなやつ”と判子押されるタイプの刑事なのですが、最後の最後に、社会に対して行った悪に対して落とし前をつけてやろうという気持ちで寺尾さん演じる荒井の元に出向きます。しかし、一緒に過ごすうちに気持ちを抱え込まれてしまうという、相手の心境をおもんぱかる、トゲの無い刑事、とんがってない刑事を演じました。今回、コーヒーがポイントポイントで出てきます。寺尾さんが淹れてくれるのが“ネルドリップ”という昔風の淹れ方なんですが、フィルターの中に豆を入れてお湯が沁み渡るまで少しずつ入れると「ひた…、ひた…、」と落ちる、これがまた「いいな~」って。ドラマに一味添えてます。寺尾さんとは、お互い同じ作品に出てはいるのですが、顔を合わせてちゃんと演り合うということはなかったので、今回は「念願叶った!」って感じですね。喫茶店のカウンター越しでのやり取りだけで、僕の想像を超える“過去に何かを持ってる男”という感じがにじみ出ていて…。その横顔を見ているだけで涙が出てきたシーンもありました。やはり、いい役者と一緒にやってると楽しいですね!

  • 荒井敏男(60)

    寺尾 聰

    魚津で喫茶店「琥珀」をひっそりと営む店主。
    田舎町に身を潜め静かに暮らしていたが、米田刑事と遭遇したことから過去が動き始める。

    荒井敏男(60):寺尾 聰

    寺尾 聰 コメント

    同い年でもある西田さんとは一度はちゃんと共演したいと思っていました。西田さんの「釣りバカ」や「半落ち」(映画)で共演させてもらったこともありますが、同じシーンで向き合うことが無かったんです。僕の中で非常に興味深い俳優だったので、どこかで一度!と思っていたことがあり、やっと実現した、そんな嬉しい気持ちで撮影に臨めました。ただ、役が、捕まえる側と捕まえられる側というあまり近くなりすぎてはいけない感じの役なので、くすぐったいというか、何とも困惑している自分がいる、という面もありました。この作品は、シナリオが大好きな岡田惠和さんだったので、とても楽しみでした。それと、僕のTVドラマ初出演作品のディレクターだった、協力プロデューサーの石橋冠さんの名前を見て、感慨深く、いろいろな思いが重なって現場に入りました。荒井という男は、背負っているものを持ちつつずっと身を潜めていた男です。その男を捕まえに来た人が単に捕まえに来ただけの人ではなかった、というのがドラマのベースです。職業から離れた男と男の関係、演じてて楽しかったですね。いい感じに出ていればと、期待しています。

  • 平井幸子

    鈴木京香

    漁協で働きながら、「琥珀」に通う店の唯一の常連客。荒井の前では、明るく饒舌で楽しそうに笑いながらありとあらゆる話をするが、表に出せない秘密を抱えている。

    平井幸子:鈴木京香

    鈴木京香 コメント

    強がりで健気で、不幸な女性の役を演らせていただきました。
    難しい役で心情を理解するまで時間がかかりましたが、西田さん寺尾さんの自然なやり取りを間近で見て、学ぶことが沢山ありました。
    歌を口ずさむ場面があり、歌が得意ではない私はかなり緊張しました。今もそれを思い出すと、手のひらが汗ばんできます。
    魚津の町の方々は撮影にとても協力してくださいました。以前、西田さんと釣りバカ日誌でご一緒させて頂いた時もロケの多くは富山でしたが、今回は初めて蜃気楼を見ることができました。
    それぞれが重い過去や暗い日常を抱えているからこそ、お互いを慮る…。心の交流が温かいほど、思いは交錯していく…。切ない大人の物語になったと思います。是非ご覧ください。

  • 依田悟志

    工藤阿須加

    魚津・交番勤務の巡査。
    地元を愛する好青年で、敦美と交際中。
    噂の広がりが早い小さな町での敦美とのデート場所はもっぱら『琥珀』。店主の荒井を敬愛しているが、実は珈琲が苦手。

    依田悟志:工藤阿須加

    工藤阿須加 コメント

    西田さんを始め、尊敬する先輩方と同じ空間で芝居をさせて頂いた事は貴重な時間でした。今回の役は、監督と初めて顔合わせをした時に「あまり深く考えずに、要点だけつかめていれば、あとは自由にやっていいよ。」と言って頂きました。その中で、自分は幸子さん、荒井さんの事をどこまで知っているのか、悟志がこの街のどういう存在なのかを、とにかく早く理解しなければと台本を読み込みました。
    富山では一緒に食事に行かせて頂いたり、いろいろなお話を聞くことができて、勉強させてもらいながら楽しい時間を過ごせました。僕はみなさんとあまり長い時間ご一緒出来なかったので、もっと一緒に先輩方の芝居を同じ空間で感じたかったです。
    川島さんとは年齢も一番近く、すぐに打ち解けられたかな?と僕は思っています。一緒に芝居をさせて頂いて、エネルギーだけじゃなく目から感情が伝わってきて、良い意味で引っ張られました。
    時を刻んで行けば、良いことも悪いこともあって、でもまた前に進んで。その中には立ち止まってる人もいるし、何かを抱えて生きている人もいる。そこから目を背けたくなる時もある。見てくれた方は、最後に良い意味で力が抜けるドラマになってるんじゃないかと思います。

  • 敦美

    川島海荷

    町の洋品店の店員。
    田舎の洋品店だが、仕入れなど任されているしっかり者。恋人の悟志と同様に、荒井を敬愛しているが、やはり珈琲が苦手。

    敦美:川島海荷

    川島海荷 コメント

    西田さんと久しぶりの共演でとても嬉しかったです。優しく話しかけてくださって、空き時間にはところてんを工藤さんと3人で一緒に食べながら談笑したりしました。私、そのときが人生で初めてのところてんだったんです!美味しかったです!
    「琥珀」は、このドラマ独特の空気感があるなぁと思います。その雰囲気に馴染むような子でいられるように意識しました。時間がゆったり流れているような気もするし、都会とは違う素朴な部分を持っていたり、普段とはちょっとずつ全部が違った気がします。魚津でのロケは、とても充実していて、空気も気持ちよく最高でした。美味しいものもあって、蜃気楼も見ることができて、堪能しました。
    初共演の工藤さんは、常に自然体な方だなと思いました。そのおかげで、私もリラックスすることができました。
    なんだか初めてお会いした感じがせず、すごく馴れ馴れしく喋ってしまった気がします。
    過去から目を背けているということは、今と向き合えていなかったり、そんな中での人の心の葛藤が、この静かなドラマに隠されていると思います。そして、人間関係の奥深さ、ぜひ感じてほしいです。

  • 萩尾…春風亭昇太
  • 川俣圭子…須藤温子
  • 温民宿の妻…白石珠江
  • 平井武雄…菅原大吉
  • 民宿の夫…志賀廣太郎
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