ホットホットニュース
バックナンバー
december.gif (301 バイト)18.gif (155 バイト)
03年度入社式
菅谷定彦社長訓示骨子


 入社おめでとう。今年はテレビ放送界にとって画期的な年だ。ひとつは、テレビ放送開始50年。もうひとつは、地上派デジタル放送の第一歩が12月に東名阪で始まる年。そして皆さんは、総合職、番組制作職、アナウンス職、技術職という初の職種別採用の世代だ。ぜひがんばってほしい。
 テレビ東京はキー局だが、今年の四月でまだ39歳。02年度のGH視聴率は、目標だった9.0%には届かず8.0%という結果だった。新年度は9.0%を達成したい。また営業の力にしてもそうだ。東京地区のキー局は5局しかないのにシェアが低い。せめて12%ぐらいまではシェアを上げないといけない。他のキー局は全国の95%以上をネットワークでカバーしているが、テレビ東京は68.5%しかカバーしていない。そのためBSジャパンに全面協力して、テレビ東京がカバーできない地域をカバーするという戦略をとっている。まだ力が弱い社だということを認識し、力をつけるために明確なビジョンと目標と戦略、戦術をもたなければいけない。

 先日発表した経営計画大綱で4つの経営方針を掲げた。
まず第一に「株式上場に向け、収支構造を中心とした体質改革を断行し、企業価値を高める」。小泉政権発足以来、株価は43%下落しており、このような状況下で昨年度の上場は断念せざるをえなかった。上場までの間、体質改革を思い切って加速したい。

 次に「経営資源を得意分野に重点投下し、規模は小さくとも最良・最強のキー局となる」。規模の点では他のキー局に及ばないが、小さくても最良・最強の局にしたいというビジョンである。
 第三に「『個性』『クオリティ』『パワー』のあるコンテンツの自主企画・製作力を強化し、マルチユース型映像集団を目指す」。テレビ東京にはテレビ東京ブロードバンド(TXBB)という優れた関係会社があり、コンテンツのマルチユースが可能だ。そのためには、品質が勝負。品性があって視聴者とスポンサーに支持されるようなコンテンツを開発するためにも、個性とクオリティをフルに活かしてほしい。

 最後に「より高いパフォーマンスを実現する組織・人事制度を確立し、創造的な人材を育成する」。テレビ東京は平和的な会社だが悪平等でもある。できる人とできない人の差がつかない。これでは社は発展しない。そのためには公正な評価制度が前提だが、できる人に報いる仕組みを作っていく。
 学生と社会人はまるで違う。授業料を払って勉強した学生と、給料をもらって働く社会人は、いわばアマチュアとプロの違いだ。アマチュアはベストを尽くせば結果は問われない。プロはベストを尽くし、かつ成果を求められる。今日から皆さんはプロだということを念頭においてほしい。
 テレビ東京は少数精鋭を志している会社だから、非常に人づかいが荒い。だが、1年目から大活躍できるチャンスがある。がんばればきちんとした仕事ができるし、やりがいがある。思う存分、力を出してもらいたい。
 テレビ東京のキーワードは4C。コミュニケーション・チェンジ・コンフィデンス・チャレンジの頭文字をとった4つのCだ。コミュニケーションとは、上下左右すべて情報は開示して、わからないことは何でも聞くこと。悪い情報を温め自分一人で解決しようとした結果、問題が大きくなることもある。わからないときは聞いてほしい。遠慮はいらない。

私の好きな言葉は「疾風に剄草を知る」。人間としても組織としても強い草にならなければ勝ち残れない。皆さんもぜひ剄草となり、生き残ってほしい。

 


TV-TOKYO