KIRIN~美の巨人たち~

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聖林寺 国宝「十一面観音立像」

今日の作品は、奈良県・聖林寺にある国宝『十一面観音立像』。千年の歴史を誇る仏様です。目鼻立ちのはっきりした顔に、最大の特徴である美しいプロポーション。指先までもふくよかで美しい曲線を描き魅惑的です。顔は金箔に包まれ、頭上では“化仏”と呼ばれる顔が周囲を見つめています。長い歳月の間に十一ある顔のうち、三つが失われました。

この観音様のとりこになった女性がいます。古美術を愛し、日本の美について数多くの随筆で紹介した白洲正子です。昭和7~8年、今日の作品に初対面した正子は「世の中にこんなに美しいものがあるのかと、私はただ呆然と見とれていた」と言います。

今日の作品が生まれた奈良時代は、天候不順による全国的な飢餓や疫病が蔓延し、聖武天皇は仏法での災難平癒を一発発起します。当時多くの仏像はエリート仏師集団・造東大寺司造仏所が作りました。今日の作品もそのうちの一つ。天平時代は数々の仏像の名品が誕生しましたが、中でも『十一面観音立像』は他の追随を許さない、美しさと気高さを併せ持つと言われています。

今日の作品が人をひきつける理由とは?そこには高い技術水準を持った仏師たちが編み出した天平の驚くべき技の存在がありました。観音像を美しく見せるための理想の形とは一体…?そして、そんな理想的な観音像に唯一足りないものがあるのですが…。

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