KIRIN~美の巨人たち~

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岸田劉生「道路と土手と塀」

独特なスタイルで我が子を描いた『麗子像』で知られる岸田劉生が、大正4年、24歳の頃に、代々木の自宅付近を捉えた風景画『道路と土手と塀』。油彩画としては20点しかない、重要文化財のひとつです。

絵は現実の坂道を克明に写し取っています。近寄ると、坂道のデコボコや赤土の質感など、リアルな描写が目に留まります。しかし遠目から全体の構図を点検すると、奇妙な遠近感のズレに気づくのです。白い塀が画面奥へ消えていくのに対し、坂の表面は見る者のほうにせりあがってくる…リアルなのにどこか不自然なのです。しかも坂道をよぎる2本の影…これはいったい何なのでしょうか。

実はこの作品、発表当時は大批判を受けました。日本洋画界ではかなり反逆的な一枚だったのです。その裏には、独自の道を切り開いた、若き異端画家の壮絶な苦闘がありました。

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