KIRIN~美の巨人たち~

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歌川広重「名所江戸百景」

江戸後期を代表する天才浮世絵師・歌川広重。最晩年の作品で、死の直前まで制作が続けられた119枚の浮世絵のシリーズ『名所江戸百景』は、ゴッホを始め19世紀ヨーロッパ絵画に大きな影響を与えました。

縦長に描かれたこのシリーズの特徴は、その大胆な構図。“近像型”と呼ばれる、手前にあるものをクローズアップさせた、独特の構図が多く使われています。例えば江戸城の北東、本郷大地から水道橋界隈の武家屋敷を臨む風景を描いた「水道橋駿河台」。画面からはみ出さんばかりの巨大な鯉のぼりが目に飛び込んで来ます。「四ツ谷内藤新宿」は画面右半分が尻を向けた馬で占められ、左半分には宿場が極端な遠近法で表現されています。また古くからの名所を取り上げているはずの『名所江戸百景』なのに、中には「どこが名所?」と首を傾げたくなる風景も…。

名所ではない場所を多く描くことで、広重は江戸の何を描こうとしたのか?その答えは、天才浮世絵師に降りかかった未曾有の大災害と、死の間際までこだわり続けた大胆な“近像型構図”にあったのです。
縦長の画面で風景を巧みに切り取り、大胆な縮尺で表現する、広重ワールドの狙いに迫ります。

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