KIRIN~美の巨人たち~

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ゴッホ「アルルの寝室」

淡いブルーの壁に囲まれた部屋に家具が置かれている…ただそれだけ。部屋には誰もいない――そんな情景を描いた誰もが知る名画『アルルの寝室』。描いたのはフィンセント・ファン・ゴッホ。縦72cm横90cmの油彩画には、狂気のような筆致と色彩で、誰も真似できない、誰も近づけない、強烈な世界が刻み込まれています。

パリの生活に疲れたゴッホは南フランス・アルルへ。浮世絵で深い感銘を受けた日本への憧れをこの町に重ねたといいます。その町はずれの一角に、ゴッホが住んでいた“黄色い家”があります。その2階にあった画家の寝室を描いたのが今日の一枚。注目すべきは色使い。あらゆるタイプの黄色を駆使し、独特の厚塗りで家具を際立たせています。ところが作品を見ると、どこか違和感を覚えます。実はこの違和感にこそ、ゴッホという画家の不世出の才能が秘められていたのです。

『アルルの寝室』は、同じ絵がほかにもう2枚あります。ゴッホ美術館所蔵の今回の作品は、アルルにやってきた年の1888年10月に、シカゴ美術研究所所蔵の1枚はおよそ1年後に、オルセー美術館にある1枚はその3週間後に描かれました。それぞれ微妙な違いがあるようですが、ゴッホはなぜ3枚も描いたのでしょうか?その謎を紐解くヒントは、描かれた部屋の壁にかかっている肖像画にありました。
ゴッホは、このどこか奇妙で謎めいた“誰もいない部屋”に、一体どんな思いを込めたのでしょうか?

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