3/27(土)夜10時放送 放送500回記念スペシャル前編「シェーンブルン宮殿(オーストリア)」「ヴェルサイユ宮殿(フランス)」

シェーンブルン宮殿は、13世紀から20世紀前半まで、ヨーロッパ一の名門であり続けたハプスブルク王家の宮殿です。元は小さな館にすぎなかったシェーンブルン宮殿を、権力の象徴に作り上げたのが、18世紀の女帝マリア・テレジアでした。シェーンブルン宮殿内の『大ギャラリー』。今回番組が訪れた時は、110年ぶりという大修復の真っ最中でした。クルーは修復用に設置された足場に登り、世界でも稀といえる至近距離で、壮大な天井画を撮影することに成功しました。また、現在この宮殿は、ある意外なことに使われています。なんと宮殿の4階が、1960年代から賃貸アパートとして利用されているのです。はたして、宮殿内でどのように生活しているのでしょうか?マリア・テレジアが家族に対して深い愛情を注いでいたことがわかる一角や、東洋の趣向を凝らした芸術品、日本のテレビ初公開となる宝物殿のブルボン家から贈られた食器なども紹介します。17世紀、太陽王と呼ばれたルイ14世によって建てられたのが、ブルボン家の権威の象徴であるヴェルサイユ宮殿。王の住まいに相応しい豪華絢爛な装飾が施されています。前編では『アポロンの間』や、最大の見所といわれる『鏡の間』などを取材。『鏡の間』では、合計で567枚もの鏡が庭からの日差しを反射し、天井画に描かれたルイ14世の功績を効果的に照らし出します。この天井画には、日本とヴェルサイユの意外な関わりを示す、ある物が描かれていました。

3/28(日)午後4時放送 放送500回記念スペシャル後編「ヴェルサイユ宮殿(フランス)」「エルミタージュ宮殿(ロシア)」

ヴェルサイユ宮殿を自分流に改造したのが、マリア・テレジアの末娘にして悲劇の王妃、マリー・アントワネットです。一般公開されていない、彼女のロココ調のプライベートルームを詳しく紹介します。また、ヴェルサイユ宮殿の敷地の外れにある『プチトリアノン』を訪問。マリー・アントワネットが特に愛した場所といわれる、ロココ調のこの小さな館に迫ります。音楽や歌劇にも夢中だった彼女が、自分で演じるための『王妃の劇場』や、農民のような生活を体験するために作った小集落『アモー』も紹介。さらに、ヴェルサイユ市内のランビネ美術館に展示されているマリー・アントワネット最後の肖像画を、日本のテレビカメラとして初めて放送します。エルミタージュ宮殿は、18世紀にロシア皇帝の宮殿として建設が開始されました。最初の宮殿『冬宮』の主となったのがエカテリーナ2世です。ロシア皇帝となった彼女は、領土を拡大するとともに、美術品の蒐集に凄まじい情熱を注ぎます。ヨーロッパ中からわずか10年で2600点以上の絵画を買い集めると、それらを飾るために、離宮『小エルミタージュ』を建築しました。エカテリーナ2世の最愛の人ポチョムキンから贈られた、黄金の孔雀のからくり時計など、美術品の数々に目を奪われます。また、サンクトペテルブルグ郊外に7年前に完成した修復保管センターへ。ここでは、エルミタージュ内に保管していた収蔵品を移し、一括して修復管理を行っています。1日わずか4組しか一般公開していないこの場所に、日本のテレビ番組として初取材。ロマノフ王朝自慢の黄金の馬車がずらりと並べられた空間などを紹介します。