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冬の女性のお悩み解決ドクターSP
かとうかず子
専門家:
内科医:石原新菜(イシハラクリニック)
内科医&スポーツドクター:栗原隆(栗原隆ウェルネスクリニック)
皮膚科:渡邊千春(千春皮フ科クリニック)
★「栗原隆ウェルネスクリニック」 院長 栗原隆
住所:東京都新宿区喜久井町4-1 新宿印刷会館4階
TEL:03-6457-6572
休診日:火曜日・水曜日
★「イシハラクリニック」 副院長 石原新菜
住所:東京都江東区森下1-5-5-607
TEL:03-3632-8028
休診日:日・月・祝日
★「千春皮フ科クリニック」 院長 渡邊千春
住所:埼玉県さいたま市浦和区東高砂町9-1 SUMIDA ONE本館 5F
TEL:048-813-1188
休診日:日曜・祝日
スポーツドクター 栗原隆先生の紹介内容
●冬に腰が痛くなる原因
⇒冬場は寒さから体温を維持しようと、血管が収縮しやすくなり、血行が悪くなりがち。
そのため、梨状筋や中殿筋などおしりの筋肉が硬くなり、腰痛の原因の1つとなる。
●冬に腰が痛くなる原因
⇒普段意識しない太ももの裏やふくらはぎの筋肉を使わないことから、膝の裏側が痛くなる。
高齢者の場合、筋肉が収縮することで、大腿骨と脛骨・腓骨の位置が近くなり、
関節痛を起こすこともある。
◆腰の痛みを予防するストレッチ
「おしり歩き」…腰周りの筋肉が収縮しているかどうかが分かる。
<方法>
1) 長座で座る
2) 足首を立て、両手でつま先を持つ。
3) 長座のままで30秒間「おしり歩き」をする
4) 結果、進めなかった人は筋肉が固まっている可能性アリ。
「脇美人」…骨盤の歪みや、筋肉の左右のバランスを整える。
<方法>
1) 正座をする
2) 顔の右側を太ももの左側につけるようにお辞儀し、右腕を左前に伸ばす。
3) 左腕を右後ろに引っ張る。
<ポイント>
「おしり歩き」で進みづらかった方が右側なら、「右⇒左⇒右」と10秒ずつやると効果が出る。
◆膝の痛みを予防するストレッチ
「ウォーキングランジ」…冬は歩くことが少なくなり、血行が悪くなる。それを解消するエクササイズ。
<方法>
1) 立ったまま手をだらんとさせ、肩幅ぐらいに足を開く。
2) 片足を前に出して腰を落とす。
3) 立ち上がるときに、後ろ側の足をピンと伸ばすことで膝裏が伸びてほぐれる。
内科医 石原新菜先生の紹介内容
●朝食:ニンジンとリンゴのジュース(1人分:ニンジン1本、リンゴ1個)
⇒ジューサーで種や皮ごと絞り、繊維を取り除くことで、ビタミンやミネラルなどの栄養分を
早く取り込める。
⇒ニンジンとリンゴには約30種類のビタミンと約100種類のミネラルが含まれ、
代謝を良くし、免疫力を上げ、体を温める。
※南国系のフルーツ(バナナやキウイなど)は、体を冷やす性質がある。
●スキマで筋トレ
⇒筋肉を動かすことで血行を促進し体温をアップさせる。
●ショウガ
<ショウガ紅茶>
⇒紅茶1杯分に小さじ1杯のすりおろした生の生姜を入れる。余ったショウガ紅茶でうがいをする。
(新菜先生の場合は、大さじ2杯分の生姜を入れる)
⇒黒砂糖にはビタミンとミネラルが含まれている。
⇒ショウガと紅茶(テアフラビン)は殺菌作用とウイルスの増殖を抑える効果がある。
※ショウガ紅茶は飲み込んでもOK。
<ショウガ納豆>
⇒血行を促進し、夜に食べるとより効果がある。
●お酒
⇒血行促進やリラックス効果、体を温める効果がある。
●入浴
<塩風呂>
⇒食塩を湯船に混ぜ、血行促進と保温効果をアップさせる。
⇒塩風呂に浸かった後は洗い流さないことがポイント。
皮膚の表面に塩類被膜が作られ、保温効果がアップする。
<3-3-3入浴法>
⇒3分浸かり3分湯船から上がるという動作を3回行うことで、代謝を良くし、血行を促進させる。
<はちみつパック>
⇒肌にやさしく、保温効果がある。
●腹巻
⇒お腹は臓器が集まっているため、血流が多く、腹巻で温めると効率よく全身を温めることが可能。
皮膚科医 渡邊千春先生の紹介内容
●乾燥肌の原因
⇒肌の乾燥からかゆみが発生し、かいてしまうことで異物が肌に入り込み、
炎症やアレルギーを起こす。
肌を乾燥から守っている角質(バリア層)の水分が減少することが原因。
●肌のかゆみの原因
⇒乾燥により、皮膚下(表皮)の水分が抜けていくことで、かゆみ神経が育ち、
外部からの刺激を受けてかゆみを発生させる。
●渡邊先生の乾燥肌対策
1) 熱いお風呂に入らない
⇒熱いお湯は肌の油を流してしまうので乾燥しやすくなる。
2) あかすりなどでこすらない
⇒ゴシゴシと洗うことで肌を傷つけ、角質を痛めることになるので水分が蒸発してしまう。
3) 入浴後は化粧水や保湿クリームを塗る
⇒入浴中に、肌に潤いを与える成分が流れ出てしまうことで、入浴前よりも入浴後の方が乾燥しやすい肌になっている。肌に水分をつけたまま自然乾燥させると余計に肌が乾燥し、肌荒れの原因となる。
4) 1フィンガーチップユニット
⇒ひとさし指の第1関節までの量(約0.5g)。これが塗り薬などに記載されている「適量」
5) 塗り薬やクリームはシワに沿って塗る
⇒塗り薬を塗るときは、シワの目に沿って塗りこむと、肌全体に浸透しやすくなる。
●冬の床暖房
⇒床が暖かいことで裸足で歩くと、かかとのひび割れの原因となることがある。靴下を履いて予防を。