放送番組審議会委員(2017年7月~)

【委員長】 後藤卓也(日本マーケティング協会会長)

【副委員長】 木村惠司(三菱地所株式会社 特別顧問)

【委員】 荻野アンナ(慶應義塾大学教授、小説家) 金子成人(脚本家) 北原照久(株式会社トーイズ 代表取締役) 城戸真亜子(洋画家) 坂井利郎(日本テニス協会常務理事、早稲田大学非常勤講師) 芹川洋一(日本経済新聞社 論説主幹) 萬田久子(女優) 矢田次男(弁護士) 〔五十音順〕


第422回 放送番組審議会報告 2017年11月10日(金)開催

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(10月)

審議の主な内容

『ヒャッキン!~世界で100円グッズ
使ってみると?~』
(2017年10月24日放送)合評

【委員】番組を見て100均のイメージが変わった。そのアイディアには本当に驚かされた。旅番組としても現地の暮らしや家族の笑顔が見られ良かった。ただCM後の前のシーンの繰り返しは少しくどいと思う。また2時間は長く感じる。1時間番組であればよりテンポ良く見られる。

【委員】何よりも様々な100円グッズの優れた機能に驚いた。日本のアイディアと安さが外国人に驚かれるのは気持ちが良い。ただ、100円グッズはあくまでもきっかけであり、全編にわたって家族の絆が描かれ、その絆が深まることで満ち足りた気分にさせてくれる番組だった。

【委員】100円グッズ、外国の視点、ストーリー性の3つの軸からなるが、無理に物語性を持たせる必要はなく、外国人がどう反応するかを伝えるだけでも十分に面白いと思う。日本礼賛ブームに則った番組だが、今この国で起きている大企業の不祥事などにも目を向けることを忘れないで欲しい。

【委員】まずはこうした番組を思いついたことに驚いた。当初はこれで番組が成り立つのかと少々心配したが、見ると強く惹き込まれた。100円グッズの便利さと紀行番組的な要素、家族のストーリー、この3つの組み合わせがバランスよく機能し合い、非常に楽しく良い番組になっている。

【委員】いかにもテレビ東京らしい番組。100円グッズをツールにし、旅番組としての側面からその国の文化や人々の生活ぶり、家族の表情や人間の繋がりにまで広がりを持たせ、非常に良い作りになっていた。見ていて微笑ましくなる暗さの全くない番組ゆえ、今後も期待している。

【委員】コメンテーターの数は2人くらいで良いのではないか。100円グッズに外国人が驚くのが1つの型になってしまっている気がするので、もっと色々な反応も織り交ぜるべき。100円グッズを作る側についても取材すると面白いと思う。1時間番組であればちょうど良い。

【委員】ヨーロッパの街並みが美しく、普段見られない興味深いシーンも多かった。スタジオゲストのオーバーなリアクションも多少は必要なのだろう。日本では区切りの良い100円という値段がそれぞれの国でどう表現され、また本当に安いと思われたのかどうかが少し気になった。

【委員】100円グッズのアイディアや威力には日頃から驚かされている。しかし、100円グッズを通じて家族の絆や親子の情愛を必要以上に謳い上げられると、感動の押しつけのようで些か辟易した。ナレーションの文言や声の調子がやや感傷的、情緒的に過ぎたせいかもしれない。

【委員】ロケでタレントを起用しないのはコンテンツ勝負の姿勢の表れで良い。商品紹介に終わらず、それを通じて出会う人々の物語も面白かったが、少々しつこかった。気楽に見られるサプライズと感動の120分だったが、同様の作りを続けて行くには色々と限界があるのでは。

【委員】スタジオコメンテーターの発言にはどれくらいの効果があるのだろうか。すでに30年近く前から存在し続ける100円グッズというものは日本人のフレキシビリティーやアイディアのすごさの結晶だと思う。番組内容そのものについては良いとも悪いとも言えない感じだった。

【局】コメンテーターの起用には、合いの手を入れることで視聴者へのガイド役のようなものにする意図があったが、その是非については今後も研究して行く。家族の絆の大切さを描いて行く中では、照れることなく、またあくまでもそのままのリアルな反応を示すように心掛ける。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、荻野委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋会長、小孫社長、武田常務、近藤常務、大島取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、草野スポーツ局長、内田制作局CP制作チーム・プロデューサー、大岡番審事務局長

次回合評番組

『緊急SOS!史上最大の池に異常発生!
怪物10000匹!?
池の水ぜんぶ抜く大作戦5』
2017年11月26日(日)放送

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