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  • 2009年4月17日:「『食卓』それは人生を決める場所…」

(ゲスト)水野真紀、谷部金次郎

人生で食事をする回数は、だいたい「9万回」。1回の食事を30分とし時間に換算すると、約5年分にもなる。人生の結構な時間を食事にかけている我々だが、その「食卓」は果たして理想的なものなのか。また、その「理想」とは何なのかを、昭和天皇の料理を27年作り続けた谷部金次郎と、女優であり主婦、議員の妻でもある水野真紀をゲストに迎え考える。
最近では家族揃って食卓を囲まないのはもちろん、同じ食卓にパンやご飯、焼きそばに焼きそばパンが並び各々が好きなものを食べる、といった現代をまさに象徴するような食卓が増えてきているという。個人の好みを重視する、という考えにスタジオでは疑問の声が上がる。いわゆる「普通の家庭の食卓」は乱れてきているが、一般家庭と両極にある「天皇家の食卓」は果たしてどんなものなのか。知られざる「宮中の食卓」をスタジオに用意。その内容とは…。
また、街頭調査を元に「理想の食卓」を囲んでいそうな人を取材。食通である服部栄養専門学校・服部校長、獲れたてを食べられる漁師、97歳で現役医師・日野原重明氏の食卓とは…。そして新事実が発覚!実は、栄養バランスや安全性、金額、地産地消の観点からも“刑務所”の食事がまさに理想!という驚きの調査結果が!
さらに、コーナー企画「太一のミカタ!」では、食料自給率に触れ、“フードマイレージ”という指標から「食卓」に迫る!

天皇家の食卓

天皇家には食べ物を全て使い切る「一物全体食」の考えがある。同じ料理内容にならないよう、味付けや調理方法に変化をつけたものが出される。普通の家の食卓と変わりなく、米は各地の玄米をブレンド、惣菜も一般的な芋やカボチャ、魚もさんま、いわし、あじなど庶民的なものだという。また、宮中用語なるものもあることが判明。例えば、豆腐は「かべ」、じゃがいもは「白芋」と呼ばれ、女官たちは寿司を「おもすじ」、酒は「おさき」、米を「およね」、餅を「おべたべた」と言っているという。

刑務所の食事

網走刑務所で実際に出されている、ある日のメニューを用意。主食は米7:麦3のもの、おかずはオホーツク海産のホッケの開きに、おろし大根、竹輪の辛し和え、ニンニクの芽豚炒めで、総計834キロカロリー、費用およそ174円!のまさに「理想の食卓」。旬のものを食べることは、価格も抑えられ、なおかつ美味しく頂け、栄養分も取れる。その土地で獲れたものを、その土地で消費する「地産地消」の理に叶っているという。

「日本の食卓」とは!?

食卓の象徴「卓袱台」は120年前に登場。茹で芋、粉ふき芋が食卓へ並ぶ。明治、大正、戦前…と、外国由来のじゃがいも料理が日本の食卓を席巻。しかし、戦後、ダイニングテーブルが流行し、さらに電子レンジ等の家電が「個食化」に拍車をかけた。昭和を代表するテレビドラマ『寺内貫太郎一家』は、当時の世相をダイレクトに描いたものではなく「卓袱台=食卓」がなくなりつつある現状を憂いたものだったのだ。

「食卓」は人生を作る場所

85歳の健康なおばあちゃんに密着。おばあちゃんは「自作の野菜料理」も「ファストフード」も大好きでお酒も飲む。長寿の秘訣は、素食なのかと思いきや、そこには「自由」な食卓が。そもそも食卓に我々が思い描くような常識など存在するのであろうか。 アインシュタインはこんな言葉を残している。「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである。」

「太一のミカタ!」

~食料自給率について考える~

日本の食料自給率は先進国でも最下位。ほとんどの食料を輸入に頼っているのが現実だ。輸入に関して、輸入される食料の重さと輸送される距離で示される「フードマイレージ」という指標があるという。コンビニで売られている「和風幕の内弁当」を例に換算すると、鮭や鶏肉、海老などの食材が日本に届くまで、約9万5000キロメートル、実に地球2周半分の距離に匹敵するという。当然、輸送となれば、船や飛行機からは二酸化炭素が排出され地球に優しくない。であるからこそ、その場で獲れたものをその場で消費する、「地産地消」という考えが大切になってくるのだ。

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