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  • 2009年7月3日: 「誰もがみんな詐欺にあう!」

(ゲスト)相田翔子、住田裕子(弁護士)

静岡県立大学・心理学博士、西田公昭氏によると詐欺に騙されやすいかどうかを見極めるテストができるという。
(1)お化けやUFOを見たことがある
(2)水戸黄門が好き
(3)年賀状をもらった人には必ず返す 
(4)年下にも敬語を使ってしまう
(5)自分は仕事ができると思っている

以上の項目で分かるというが…。
(1)に該当する人は…物事を理屈や常識で考えず、特に経験した事は無条件で信じてしまう。そんな人は、「投資詐欺」に注意。
(2)に該当する人は…権威に弱く、専門知識などで迫られるのが苦手。そんな人は、「点検商法」に注意。
(3)に該当する人は…礼儀正しく律儀。そんな人は、「架空請求詐欺」に注意。
(4)に該当する人は…不安やストレスに弱く、なるべくもめ事を避けようとするタイプなので、長時間に及ぶ勧誘を受けると不安から逃れようと、押し切られて契約してしまう傾向がある。そんな人は、「訪問販売詐欺」に注意。
(5)に該当する人は…プライドが高く自分は詐欺に合わないと強く思っている。実はこのタイプが一番詐欺に騙されやすく、しかも高額な被害にあうケースが多い。そんな人は「高額詐欺」に注意。

「人は嘘でも信じたい!」

昨年の振り込め詐欺の認知件数は20481件。被害総額は276億円。注意していても人はなぜ騙されてしまうのか、実験を行った。
ザ・たっちの兄・たくやをターゲットに、知らない電話番号から事務所の先輩、バナナマン・設楽統を装って電話するとどんな反応を示すのか実験。すると人は嘘だと思うより本当だと信じることの方が楽だという心理が働き、疑いながらもどんどん入り込んで行ってしまう事が判明。さらに、一般の主婦に協力をしてもらい、ウソの振り込め詐欺の電話がかかってくることを事前に伝えた状態で電話に出てもらうと…。ウソだと知りながらも脈拍は普段の倍にまで上昇、緊張状態になっていた。人は普段聞きなれない言葉や恐怖を感じる言葉には、それがウソだと分かっていても反応してしまうのだ。

「脳科学で詐欺防止」

振り込め詐欺の被害が絶えない原因は脳科学の分野からも解明できる。人が振り込め詐欺にあっているとき、脳の「前頭極」がとても刺激を受けている。そこは本来、人が本能的に身の危険を回避する役割を持つ場所。しかし、逆にいえばこの部分を刺激されると、本能的に一種のパニック状態に陥ることになり、結果、冷静な判断を下せず詐欺被害にあうというのだ。
だが、その詐欺師からの攻撃を防ぐ手段があった。それは詐欺の電話を受けているときに詩の朗読をするというもの。詩は単に文字面ではない、文章の意味を考えようとするので、冷静になるのに効果的だという。実験でも、パニックだった脳が文字を読むと落ち着いた。振り込め詐欺対策には、電話の近くに詩を貼っておくのが一番効果的かも!?

「進化する詐欺から逃れられない」

日本に蔓延する様々な詐欺。被害者は警察や弁護士に相談するのが一般的だが、実際、詐欺師が捕まっても金が返ってくることは難しい。ある被害者も、警察に届け出たが取り戻すのが難しいと言われ、結局、探偵に相談。結果、全額取り返せたという。(※探偵事務所は取り立て行為自体はできない)
日々進化する詐欺の手口からは人は逃れられないのか。

(1)「素人モデル詐欺」…主婦モデルや子役モデル等々
「登録料が無料」という甘い言葉に乗せられ、結果、写真代を騙しとられる。

(2)「裁判員制度詐欺」
裁判員を断ると処罰されると伝えさらに、「裁判員には守秘義務があるから」と、始まったばかりで情報を把握しきれない状態を狙った詐欺。

(3)「リアル投資詐欺」
詐欺の常識を破り、しかも高額な被害が及ぶ詐欺。最初の一年間は約束通りの報酬を渡し、相手を信用させる。そして最終的に大口の投資話を持ちかけ、高額な金額を騙し取る。

【太一のミカタ】

「本当にあったおバカ詐欺!まさかの手口」

(1)2007年、茨城県のある女性が結婚話を持ちかけて男性から総額500万円を騙し取る事件が起きた。この女性、68歳を42歳と偽り、実に26歳もサバを読んで男性と付き合い始めたという。しかもこの女性、なんと既婚者だった。ちなみに男性は49歳。

(2)2005年、埼玉県で無職の男性が知人の女性から500万円を騙し取る事件が起きた。「自分は水戸黄門の子孫だ」と偽ったそうだが、渡した名刺が「徳川」でなく本名だったためバレてしまった。


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