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  • 2009年7月17日: 「日本人に品格なんていらない!」

(ゲスト)山本モナ、宮崎哲弥(評論家)

日本人にとって「品格」とは何かを考える。近年話題になっている「品格」とは広辞苑によると、物のよしあしの程度、品位・気品のこと。しかし、日本人は本当の品格を理解していると言えるのか。戦後、欧米の文化が流入したため日本人の品格が失われたという主張のほか、「草食系男子」が横行する日本で恋愛における品格や、そもそも庶民にも品格が必要かなどをゲスト・山本モナらと議論する。

「職業に貴賎なし」

一昨年、ある調査で女の子のなりたい職業9位に「キャバクラ嬢」がランクイン。キャバクラ嬢を取り上げた専門誌が売れ、今や「夜のお仕事」は憧れの職業。
一体、ニッポン女性の職業意識に何が起きているのか。バブル崩壊後の就職難が転機となり、「失われた10年」と言われた時期が大きく関係しているといえる。今や正社員といえどもクビになるOLよりも、努力した分だけ対価として自分に返ってくるキャバ嬢が認められてきている。“職業に貴賎なし”が現実となってきているのだ。

「アメリカ文化が品格をなくした!?」

古き良き日本の品格が消えている理由。そのひとつはアメリカ文化の影響のせいではないか?日本人は戦後の復興期から、ハリウッド映画やアーティストに憧れ、食事、ファッション、文化、全てアメリカの真似をしてきた。その結果、コンビニの前での座り食いや見せパン、見せブラというファッションが流行り、経済に於いても露骨に利益を追求する企業やそれをもてはやす風潮が蔓延したのである。

「恋愛に品格なんていらない」

日本人女性のイメージは、貞操観念が強い…というのは大昔のこと。「草食系男子」が増殖する日本では、女子自ら男を狩りに出なければならない。しかし、そもそも日本人の恋愛には「品格」などなかったのでは…。というのも、明治時代の新聞で掲載された“身の上相談”では、抑えきれない欲望に悩む日本人の姿が浮き彫りになっているのだ。更には偉人とも呼べる女性文化人も不倫や略奪婚をしていた。恋愛にこそ、品格を求めるなんて無意味なことなのか。ビートたけしと山本モナが恋愛の品格について語りあう。

「庶民に品格はいらない」

一国の総理大臣が公の場で漢字を読み間違える。横綱が白星をあげてガッツポーズをとる。などの言動、行為から品位を問われている人たちは、ある程度の地位がある人たちであり、そもそも品格とはイギリスの貴族に求められた“ノーブレス・オブリージュ”という概念による物だった。という事は、我々庶民には品格は必要ないのか?しかし800年以上にわたって、日々の生活にすら美しい作法を求め実践し続けている流派がある。その小笠原流礼法31世宗家である小笠原忠清氏は「人に不快感を与えないという所作を行う事で、内面から現れてくる物こそが品格である」と語る。しかしながら小笠原流礼法は、元は鎌倉時代の武士が天皇に謁見する際、失礼があってはならないように、と始まった作法である。という事は“庶民”つまりは多くの我々には、品格などいらないのではないか。

【太一のミカタ】

「品格が付けばなんでもいいのか?」

数年前から「品格本」がブーム。番組調べでは、「品格」と名のつく本は200冊以上あるという。なかには「猫の品格」「月一ゴルフの品格」「薄毛の品格」といった変わったタイトルのものも。

(1)「大人のトランプ」
冠婚葬祭のマナーからビジネスに至るまで様々な大人に必要な品格を学べるトランプ。一般的なトランプと同様、数字とマークが書かれているが、中央部分にイラストと文言があるのが特徴。例えば「結婚式の乾杯」では、「新郎新婦の前途を祝うもので、参加者の健康や活躍を祝うものではないので参加者同士がグラスを合わしてはいけない。」他にも「葬式」の際は、「時計やブレスレットなど貴金属は外す」などためになるマナーが54個書かれている。価格525円。

(2)「トイレで学ぶ大人のマナー」
トイレの時間も有効に使ってマナーや作法を学ぼう!というもの。トイレットペーパーに“大人のマナー”が印刷されており、用を足した後にマナーを学んで賢くなってトイレを出る!という発想。価格1ロール、472円。

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