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  • 2009年9月4日:「コミュニケーションなんていらない!?」

(ゲスト)太田光代(タイタン社長)、名越康文(精神科医)

いつの時代も人を悩ませる人間関係。人間関係をいっそ切り捨てたら…。今回は“人付き合いのあり方”について考え、人間関係を楽にする方法を伝授する。孤独のススメ”と題し、あえてひとりになることを選んだ人に密着したり、嫁姑問題を解決する新たなビジネスや、会社の人間関係を劇的に解決する方法、“現代の長屋”といわれる“コレクティブハウス”で一つ屋根の下他人と暮らす人々を紹介する。


「孤独のススメ ひとりになろう!」

会社や、家の近所、身内などの人間関係に我々はもがき苦しんでいる。明治大学文学部教授の諸富氏は、そんな人間関係に“ある解決策”を提唱する。「現代人は、人間関係において時間とエネルギーを使い、絶えず誰かと接していなければならないという強迫観念にある。人間関係に疲れる前に“ひとりになれば強迫観念から解放される”のでは」と。実際にひとりになることを選んだ会社経営のAさん(女・40歳)は、高級レストランに1人で行き、一人でディナーをする、いわゆる“おひとりさま”。その後1人カラオケに行き、そして都内に自宅があるにも関わらず「シティホテル」に宿泊。この“おひとりさま”が増えている状況を「ひとりの時間が対人コミュニケーションのストレス解消につながる」とマーケティングライターは分析する。また、ひとりになりたくて海外に飛び出す“ 外こもり”にも注目。“外こもり”とは、日本でアルバイトをしたお金で、物価の安い国で数ヵ月暮らし、お金がなくなると日本に戻って数ヵ月バイトし、また海外で暮らす、という一年の半分以上海外にこもる人々のことをいう。タイで“外こもる”日本人の若者は、約1万人いるといわれている。実際にタイで“外こもり”をしているBさん(男・33歳)に聞くと、「人間関係で悩み、日本を飛び出した」という。
今悩んでいる人がいたら、いっそ不必要な人間関係に悩むことなく“ひとり”になってみては?

「人付き合いを円滑にする会社」

会社内での人間関係の最大のストレスは、職場の人間と上手く付き合わなければならないと皆が思いこんでいる“ピアプレッシャー”“協調性の強迫観念”だという。つまり、協調性のない人はダメな人だと白い目で見られるのが嫌なので、表面的な中身のない人間関係を続け、結果ストレスを増大させているのだ。しかし今、この問題を会社単位で見直す動きが注目を浴びている。「社内運動会」や「社内旅行」といった社内行事や「社員食堂」が復活し、職場でのコミュニケーション向上に力を入れる企業が多くなってきているのだ。さらに驚きの制度を取り入れた会社も…。上下関係を問わず、社員同士のコミュニケーションを潤滑にするために、会議中に“キャラクター名”で呼び合う制度を導入した会社。1人1人の社員が毎月ランダムに決められた社員に対し、褒めるべき部分にコピーをつけ、給与明細に載せる制度を取り入れた会社。例えば「スマイル給」「ハジケル給」など。給料といっても実際に支払われる訳ではなく、金額は0円だが、プライスレスな価値の評価制度を取り入れたことで人付き合いを円滑にしているという。
無理にでも人間関係を築くという強迫観念を会社がなくせば、社員ひとりひとりの能力を発揮できる、とも言えるのではないだろうか。

「現代の長屋 他人以上家族未満で暮らす!!」

今、話題の新たなコミュニティが存在している。他世代、他人同士が助け合いながら共同で暮らす、いわば現代の長屋、“コレクティブハウス”。一つ屋根の下で他人と暮らすスタイルだが、シェアハウスとは違い住居として独立しているため、プライバシーを保ちながら交流が生まれるその住居形態が話題を呼んでいる。
徳島県徳島市のコレクティブハウスを訪れてみると、0歳~67歳まで全19世帯が入居し、住人達は全員互いに顔・名前・職業を把握しているという。
困った人を皆で助け合ったり、他人の子供の面倒を見たりなど“助け合いの共同生活”がそこにはあるのだ。


【太一のミカタ】

「これさえあれば、ひとりでも寂しくない!」グッズを紹介。

(1)「ボクと一緒に食べようよ、イーテぃん」…2079円
1人ご飯は寂しいという人のために、2歳から30歳までの18人の男女の食事シーンが収録されているDVD。再生しながら食事をすると、一緒に食べている気分になれるというもの。食べる時間は4分から33分まである。

(2)「ペコッぱ」…2310円、「花っぱ」…2625円
ひとりぼっちの時に相手をしてくれるグッズで、大学教授監修の元、「うなずき理論」を応用し話しかけると頷いてくれる。
「ペコッぱ」の方は相手の空気を呼んで3段階のうなずきで応えてくれる。

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