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  • 2010年2月19日:「もっと嘘をつこう!」

(ゲスト)萬田久子、はるな愛

番組では、日本人VS外国人による“嘘サミット”を開催。すると、外国人たちから日本人が言う社交辞令について厳しい意見が飛び交う。一方、男女間での嘘に関するアンケートを実施した結果、男女が嘘をつくポイントには大きな違いがあることが分かる。また、人間には3~5歳の間に“ウソ期”と呼ばれる嘘を学ぶ時期があるが、最近は嘘を学ばずに大人になる人が多く、嘘のつき方を教えるセミナーまで登場!


「ウソ大国ニッポン 世界が問う日本のウソ」

嘘つきとはほど遠く、真面目というイメージの強い日本人。街頭で「あなたは1日に何回ウソをつく?」と質問したところ、ほとんどの人がウソをつかないと自信を持って答えた。しかし、外国人に聞いてみると「日本人は嘘つきだ!」という。そして、文京学院大学・村井潤一郎教授の研究によると、なんと日本人は1日に平均1回以上ウソをついているという。そんなウソ大国日本に世界は困惑している。そこで、日本人VS外国人でウソサミットを開催。日本人のウソに困惑する5人の外国人が集結。在日歴20年の日本通から、日本で結婚したナイジェリア人まで、理解できない日本のウソを徹底的に問う。そしてそれを迎え撃つのは、日本文化のスペシャリストたち。まずは、『女性の品格』の著者、昭和女子大学学長・坂東眞理子氏。品格と精神という観点から日本のウソの奥深さを解説する。続いて、国立歴史民俗博物館教授・新谷尚紀氏。文化、言語という視点から見た日本のウソの真実とは。さらに新潟青陵大学の心理学博士、碓井真史氏。心理学という分野から日本のウソの必要性を説く。日本人は嘘つきという外国人。日本と世界は分かりあえるのか。
早速、討論スタート。外国人から見た日本人のウソ(1)会う気もないのに、また今度、(2)日本語お上手ですね、(3)態度では怒っているのに、言葉では「怒っていない」という、(4)メロンが入っていないのにメロンパンという、など…。外国人が怒る日本人の嘘に日本の識者はなんと弁解するのか!?

「ウソがあるからフォーリンラブ」

日常生活においてウソが頻繁に飛び交う場面といえば、男女間の駆け引き。アンケートによるとウソは悪いと自覚していながらも、夫婦関係に必要だと主張する数は、なんと70%以上。心、脳、体の仕組みなどから男女を分析する恋愛心理研究所、安藤房子所長はこう語る。「男性と女性というのは、夫婦であってもカップルであっても、本当のことを言えばいいっていうものではない。夫婦やカップルが永く楽しく付き合うための接着剤のような役割をウソは持っていると思う。」
円滑な男女関係には「ウソ」が必要。では世間は一体どんなウソをついているのか、300名のカップルと夫婦に教えてもらった。すると相手をだます行動に男女別の特徴があることが浮き彫りになった。先の安藤所長によると、女のウソの特徴は、「男性に合わせるウソや、自分を平均的に見せるウソをつくケースが非常に多い。『男性から捨てられるのが嫌だ』という気持ちに基づいたウソや、身の危険を回避したいという思いのウソが多い」という。逆に男性のウソの特徴は、「テストステロンという男性ホルモンの関係で、自分を大きく見せるウソをつく傾向がある。テストステロンの分泌によって自分を認めて欲しいという欲求が高まる。その欲求に基づいたウソが非常に多い。」という。女は男を繋ぎ止めたい、一方、男は女に認められたい、それがウソをついてしまう動機なのだ。相手に気に入られたいとつくウソは、2人の接着剤。男女の仲はウソがあるから成立するのだ。

「ウソが人を育てる」

「人間には3歳~5歳くらいまでに“ウソ期”というウソを学ぶ時期があり、そこできちんとウソを学ばないと成長できない」と、新潟青陵大学の心理学博士・碓井真央教授はいう。3歳~5歳のウソ期に子供たちは、一体どんなウソをつくかウォッチングしてみた。その結果、ウソ期初期のウソは、“大人に見えない空想の世界の話をする。大人から見れば他愛のない嘘をつく”。がしかし、後期に入ると、空想ではなく現実的なウソもつき始める。大人を納得させるためにその場の状況に合わせ、即興で都合のいいストーリーを作っていくのだ。「人間社会の中で、自分がスムーズに生きて行くための賢いウソや、思いやりのあるウソをつき始めるのが5歳の頃だと思う」と先の教授は語る。ウソ期につくウソは社会性を身につけた証しでもあるのだ。ウソ期に学んだウソは、大人になってからの人間関係につながっているという。しかし、今ウソがつけずにストレスに悩まされる大人が増えている。ウソがつけないことが、うつ病や自殺の一因と指摘する専門家もいるほど。そう、ウソとストレスは密接に関係しているのだ。ウソ期に正しいウソを学べなかった大人たちの悲鳴。間違った正直さに縛られた彼らは、このままウソをつけずにストレスを抱え込んでいくのだろうか。そんなウソの落ちこぼれに朗報。なんと大人にウソを教えてくれる学校があるとの情報をキャッチ。しかも、誰もが知る有名企業も利用しているという。そのウソを学ぶ学校が「インプロジャパン」。インプロとは、16世紀中頃にヨーロッパで生まれた演劇文化。台本も台詞もない即興芝居のこと。ここではその即興性を利用して、相手に話を合わせるために臨機応変にウソをつく力を養う。学校に会社、テレビショッピングなど予想外の設定で行われるレッスン。即興のコミュニケーションの中では、ウソが重要。ポイントはウソをついてでもコミュニケーションを続けること。ウソをつければ円滑なコミュ二ケーションが生まれる。ウソこそが人を守り、人を育てる大切なツールなのだ。


【太一のミカタ】

「世界で最も成功した嘘ベスト3」

エイプリルフールに全世界で工夫を凝らした嘘がつかれてきた。アメリカ、サンディエゴにある「ウソの歴史博物館」(ネット上のもので、実在はしない)が、「知名度・ばからしさ・だまされた人数」を元に選んだベスト3をご紹介。
<第1位>1957年、イギリスの国営放送BBCが放送したニュースでの嘘。「暖冬と害虫駆除のおかげで、スイスでは○○が大豊作」
<第2位>1985年、アメリカの雑誌「スポーツイラストレーテッド」がついた嘘の記事。「○○の新人投手がNYメッツに入団する」
<第3位>スウェーデンの国営テレビが1962年についた嘘。番組の中でテレビ局の技術担当者が「テレビにストッキングをかけると○○になる」と報告。

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