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  • 2010年2月26日:「信じる者は救われる!?」

(ゲスト)荒俣宏、優木まおみ

願望を神頼みで叶えたいと神社通いをする「お参り女子」が急増。縁結びの神社やパワースポット巡りをしている30歳の女性に密着。神社側もブームに乗ろうとキティちゃんとコラボしたスタンプを作成するなど必死の様相。ある寺では、神様を萌えキャラクター化。メイドとのイベントを開催し萌えキャラファンが集結するなど大人気に!更にサラリーマン男性の中には山伏修行をする人まで!?太一のミカタではパワースポットグルメを紹介!


「お参り女子急増中」

日本は今、空前のスピリチュアルブーム。仏像展が日本の美術史上、最多の入館者を集め、女性誌では当たり前のように聖地特集が組まれ、パワースポット(明治神宮・清正井)として紹介された途端に、沸き水求めて人が殺到するなど様々な社会現象を巻き起こしている。
そして、箱根の遊覧船乗り場には、平日の朝にもかかわらず多くの女性達の姿が。仕事を休んでまでやってきて女性達が目指す先は、九頭龍(くずりゅう)神社。毎月13日のみ行われる神事「月次祭(つきなみさい)」に、多いときにはなんと2000人近くの女性達が集まるという。このように自分の願望を神頼みで叶えたいと、神社通いをするお参り女子が増えているのだ。
スポーツインストラクターのAさん(30歳)も、神社通いにハマるお参り女子。30歳を目前にして焦る気持ちが芽生え、縁結びの神社やパワースポットなど、昨年だけで20箇所以上も訪れた。
自宅のある横浜から移動距離160km、Aさんの縁結び神社めぐりに同行させてもらうことに。朝5時に自宅を出発し、7時30分から埼玉県・川越市の川越氷川神社で、良縁祈祷をしてもらう。その後、日本で最初に神前結婚式を行った由緒正しき縁結びの神社、東京・飯田橋にある東京大神宮では、おみくじで運だめし。さらに麻布十番の十番稲荷神社では、金運アップと若返りをお願いする。最後に縁結びのほかパワースポットとしても人気で、招き猫発祥の地といわれる浅草の今戸神社へ。お参りを済ませ、またまたおみくじを引き、絵馬を書く。Aさんいわく、結婚できるまではもちろん、結婚後もお参りを続けるという…。

「神様に萌え♥ お参りビジネス大盛況」

空前のお参りブームにより神社にある異変が起きている。神社にキティちゃんのスタンプが。実はこれ、キティちゃんがナビをする神社ガイドブックの発売に合わせ製作されたオリジナルスタンプなのだ。サンリオと講談社が本を企画し、協力してくれる神社を探したところ、なんと北海道から沖縄まで36の神社が賛同したのである。それぞれの神社の特色がデザインされ、この企画で知名度アップを図りたいと、積極的な神社も多かったという。山口県にある琴崎八幡宮。こちらの売りといえば、豊富なお守り。全部でなんと600種類以上。200種類以上ある交通安全守りのほかにも、不況に打ち勝つ仕事守(800円)や、重機作業専用の作業機械安全守(800円)、大漁祈願の釣魚満足守(800円)など多種多様。
不況の時代だからこそお参りブームに上手く乗ろうと、神社側もあの手この手で参拝者の心を掴もうと必死のようだ。
東京・八王子の甲州街道沿いにある、日蓮宗の了法寺。このお寺では、祀っている神様たちを分かりやすく萌えキャラクター化。昨年、案内板として設置したところ、その萌えキャラクターが大人気となり、ついたあだ名は「萌え寺」。全国各地から萌えキャラファンが集まっているという。さらに、メイドと餅つき「LOVE♥こね」大会も開催。コスプレキャラまで登場し、メイドと萌えファンで熱気は最高潮。フランス、ドイツのメディアも取材に訪れているほど。極めつけは、餅つき大会終了後のお墓の前での撮影会。
しかし、祀られている神様の名前は来寺者には知られていなく、知って欲しいと作られた看板は、今はその役目を果たしていないようだ。了法寺にお墓を持つ檀家からの苦情は今のところないと言うが…。
「若い人たちがもっと希望を持てる、そういう事を発信できるお寺にしていきたい」と住職は語る。

「男だって神にすがる? サラリーマン山伏増加中!?」

都内で働くBさん(47歳)は、あるものを信じ救われているという。Bさんは大学卒業後、化学メーカーに就職。現在は営業部長として忙しい毎日を送る企業戦士。しかし、週末になると山伏に!そう、Bさんはサラリーマン山伏。
山伏とは、1300年前から続く山岳信仰の修行者のこと。俗世間から離れた山中で難行苦行を行いながら、山中で悟りを開く。精神的なことに加え、体も使う山伏の修行。それに魅せられる人が、30代のサラリーマンを中心に増えているという。Bさんは厳しい山伏の二重生活を5年間も続けている。喧騒に紛れた毎日の生活から、自然を相手に心を鍛える修行に魅せられ、山伏になることを決意。以来、サラリーマン生活を続けながら、山伏としての修行を行っている。
そんなサラリーマン山伏・Bさんの修行に密着をした。ホラ貝で空気を清めながら、山道を進んでいく。数人のグループで行うのが基本。団体行動によりお互いを思いやる精神を養うのだ。お経は、祠や石像以外にも岩や木といったあらゆる自然に対して行われる。
ストレス社会で生きている男たちが、心のよりどころを求め山に登る。自然や仲間、そして自分自身と対峙することで他人を敬う精神を取り戻せるのだという。今のニッポン、サラリーマンに必要なのは、山伏修行なのかもしれない。


【太一のミカタ】

「ご利益アップ!?都内のパワースポットグルメ」

(1)「天狗うちわサブレー」…都内有数のパワースポット、東京・高尾山の“夕焼本舗万年屋”の人気商品。高尾の山の天狗にあやかり、開運天狗サブレと呼ばれている。
(2)「護摩煎餅」…東京・日野にあるパワースポット「高幡不動尊」の“開運堂”の人気商品。お不動様の護摩修行の「護摩」と「胡麻」をかけ、護摩札をかたどった袋に入ったご利益のある煎餅。
(3)「ぬれ甘なっとう」…新宿区のパワースポット「花園神社」の“花園万頭(まんじゅう)”から出している甘納豆。釈迦が生まれたときに降ったとされる甘い雨をイメージ。1834年創業の老舗。
(4)「玉子焼き」…関東の稲荷神社の総元締めという北区王子のパワースポット「王子稲荷神社」の近くから、“扇屋”の商品。扇屋は創業1648年、かつては割烹料理屋として営業をしていたが、現在は玉子焼きのみを販売している。
(5)「来福最中」…眼病治療などのご利益があるとされる文京区小石川のパワースポット「源覚寺」の近くから“岡埜栄泉(おかのえいせん)”の商品。開店当時からある店の守り神。七福神の布袋様からかたどった開運最中。

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