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  • 2010年5月14日:空気なんか読む必要ない!?

(ゲスト)高嶋政宏、香山リカ(精神科医)

今、日本中の老若男女が空気を読む事に神経をすり減らしている。かつての嫁姑関係は逆転し、今は姑が嫁に気を遣う時代。空気を読む姑の驚きの本音とは!?更に空気を読み過ぎて、自分自身が分からなくなってしまう若者まで出現。そして敢えて空気を読まないで、違う空気を作り、過疎の集落を一大観光地にさせた男性に密着。驚きの空気作りの方法とは!?「太一のミカタ」では香山リカが“空気の正しい読み方”を伝授する。


「急増中!空気を読みすぎる姑」

『空気読み。DS』というゲームが登場するほど、今、「空気を読むこと」が関心を集めている。文化庁の調査でも「その場で空気を読むことが重要だと考えている人が、この10年で1.4倍に増えた」という。家庭内の最も困る空気といえば、嫁姑問題。その関係に近年変化が。かつての姑が嫁をいびるという構図が逆転、今は、姑が嫁に嫌われることを恐れて、過剰に気を遣っている時代。つまり、姑が“空気を読んで”、嫁に遠慮しているのだ。
東京・神楽坂に、悩める姑が救いを求めて駆け込んでくる「カウンセリングハウス」がある。姑のカウンセリング件数が2004年には約20件だったのに対し、ここ5年で約 100件、およそ5倍に増えたという。空気を読みすぎるあまり不快な思いをしても我慢に我慢を重ねる姑が増えた背景を、いざとなれば離婚をしても嫁は経済的に自立できるし、世間体がどうだという時代ではなくなったことを指摘。そのため嫁の立場が強くなったのだ。さらに老後が心配で嫁に強く出られない姑が増えているのも原因だという。
では、実際に「姑はどれくらい嫁の空気を読んで生活しているのか」座談会を開催、本音を聞いてみることに。現代の姑の実態は…。

「空気を読み違える若者たち!」

そもそも「空気を読むこと」とは「その場の空気を察する」ということ。しかし、今、若者の間でその行為に大きな変化が生じているという。その要因として挙げられるのが、“携帯電話”。とにかく人と繋がっていたいため、メールは一日数百件送受信。電話帳の登録件数は、10代平均で360件、その9割は「友達」だという(番組調べ)。
そこで、「若者が空気を読む実態」を調査。仲良し4人組にカラオケボックスに来てもらい、そのうち2人が仕掛け人となって今まで聞いたこともないような話題を展開。あとの2人がそれに乗ってくるかどうかをウォッチングする。すると、仲間のなかで浮きたくない、嫌われたくないという意識が強く働き、周りに合わせて行動するという結果に。さらに友達に合わせてキャラを使い分け、自分が分からなくなってしまった若者までいる。
孤立を避け、多くの友達と繋がるために空気を読む。現代の若者は「空気を読んでいる」のではなく、「空気を読み違えている」のではないだろうか。

「空気は読むな!自分で作れ!」

空気を読みすぎる人たちが増えてきたニッポン。しかし、経営コンサルタントとして多くの財界人と接してきた堀紘一氏によると「本当に一流の人は空気は読めるが、読んだ空気の通りは行動しない。新しい空気を作っていく人が一流。世の中を作ってきた人、新しい時代に世の中を導いてくれた人は、例外なく空気を読まないで行動した人」と豪語する。例えば、ホンダ創業者の本田宗一郎氏は“空気を読まず、自分の信念を貫き”、SONY創業者の一人盛田昭夫氏は、世の中の大勢が学歴と言っているなか、“学歴無用論”を展開している。「皆が空気を読んで空気に合うような行動をしたら、何の進歩もない」と堀氏は指摘する。
そして今、新たな「空気を作った」人が、新潟県・越後妻有郷にいる。長閑な田園風景が広がるこの地に、世界最大の国際芸術祭「大地の芸術祭」を開催し、昨年は37万人の観光客が押し寄せた。東京23区の約1.2倍ほどある土地に、200点以上の作品を展示させている。住民たちは一丸となって現代アートの祭典を盛り上げている、しかし、開催までの道のりは平坦ではなかった。もともと地域住民は大反対だったのだ。高齢化、過疎化の進むこの地域を、“アートの町” に変えた、青年部リーダー尾身浩さんの空気作りとは?


【太一のミカタ】

「空気の正しい読み方講座」
精神科医の香山リカと共に、正しい空気の読み方を伝授。

(1)会社で上司が突然後輩を怒鳴り、社内は騒然。こんな時、空気を読んでとる一番良い行動とは?

(2)合コンでよーく見ると相手の子達が全員つまらなさそう。こんな時どうする?

(3)ある日の夜、寝ていたら奥さんの泣き声がした。襖をあけてそっと覗いてみると、台所で包丁を片手に泣いている(たけしの実体験談より)。奥さんが泣いている時にどうすれば良いかに置き換え考えてみる。さてあなたならどうする?

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