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  • 2010年7月16日:クセが人生を豊かにする!?

(ゲスト)紺野美沙子、名越康文(精神科医)

無意識のうちについ出てしまう「クセ」。クセのなかには人に嫌がられるものも多いが、実はストレスの多い現代社会では精神安定剤のような働きをする非常に大事なものだという。また、人のクセを読み取ればコミュニケーションに活かすことができたり、自分のクセを改善すれば人に好印象を与えられるようにもなる。「クセ」を武器にすれば人生は豊かになる!?


クセを嫌うと人生は損!?

クセとは無意識のうちについ出てしまう仕草だが、クセのなかには人に嫌がられるものも多い。番組で人に嫌われるクセワースト5を調査したところ、(5位)ひげを抜く。(4位)ペンをカチカチ(3位)髪を触る(2)爪をかむ(1)貧乏ゆすりという結果となった。
周りを不快にする、嫌われもののクセ。だが社会心理学を研究する目白大学心理学研究科渋谷昌三教授は「現代社会はストレスが多いので、クセは非常に大事」だという。
しかし嫌われものNo.1の貧乏ゆすりには驚きの効果があるという。福岡・柳川市の柳川リハビリテーション病院では、30代以降の女性に多い変形性股関節症という病気の手術後のリハビリとして貧乏ゆすりを勧めている。この病気は軟骨が磨り減り、骨と骨が接触することで痛みを生じる病気だが、貧乏ゆすりは股関節に付加をかけない持続的な運動なので、軟骨の再生が促されるという。取り入れて8年になるこの病院では、多くの患者に改善が見られている。さらに東京学芸大学教育学部の宮崎義憲教授によると、貧乏ゆすりによって女性の足の冷えやむくみも解消されるそうだ。
クセは心身を整える大事な仕草でもある。やめてしまうと損をするかも知れないのだ。

クセは口ほどにモノを言う

ビジネスマン向けの営業セミナーの講師を務める、アチーブメント株式会社成瀬拓也氏によると「優秀な営業マンほど相手のクセ・相手の仕草を利用している」という。成瀬さんは相手の心理を読み取り商談に活かしているそうだが、本当にクセに人の心理が表れるものなのか?心理学者でデジタルハリウッド大学の匠英一教授は「クセには本心を表す共通のしぐさがある。クセに表れた心理を見抜くことによってコミュニケーションが円滑になる」と話す。
そこで女性のクセを見抜き、どうコミュニケーションに活かせるかを合コンで実験したところ、いくつかのクセから女性の心理を読み解くことができた。

【髪をさわる】自己親密行動
⇒緊張・不安を和らげようとしたときの行動。緊張や不安を感じると、安心しようと無意識に体の一部に触る。
【爪を摺り合わせる】自傷行為
⇒イライラ・焦りなどマイナスの感情が出ている。自分の体に強い刺激を与える行為。爪を噛む、ひげを抜くなども自傷行為のひとつ。
【モノをさわる(おしぼりをさわるなど)】⇒代償行動
モノを触って欲求不満を解消する行動。

クセが語る心理を読み取ると、コミュニケーションに活かすことができる!

いい顔グセが人生を変える

アメリカ初の黒人大統領・バラク・オバマ氏。彼には民衆から大きな支持を得るために意識的に身につけたクセがあるという。好印象を与えるしぐさや話し方を指導する、日本初のインプレッショントレーナー重田みゆき氏によると「オバマ氏は頬を動かして話すクセがある」とのこと。確かに頬がよく動き、口がよく開いていて、それがエネルギッシュな印象を与えるのだ。重田氏は「表情のクセは自分では気付きにくいが人の印象を大きく左右する。良い印象を与えるクセが自然に出せるようになれば人生は180度変わる」と指摘する。
そこで今回、重田氏に好印象をクセ付けるトレーニングを指導してもらった。参加したのは就職活動中の大学生、就職を希望するフリーターの男性、働きに出たいという主婦。まず模擬面接でそれぞれのクセをチェックしてみると「話すときに目が泳ぐ」「顔が下を向く」「頬の高さが違うのでひきつった印象」など、それぞれのクセが読み取れた。では、好印象を与える表情をクセつけすると印象はどう変わるのか?

【クセつけしたい表情(1)】黒目見せ
話をはじめるとき、相手に対して目を見開いてきっちり黒目を見せる。
⇒目力がアップし、生き生きとした表情になる。
【クセづけしたい表情(2)】両顔使い
たいていの人には利き顔があるが利き顔ではないほうの口角を上げて「イ・エ・イ・エ」と声を出し、バランスをとる。
【クセづけしたい表情(3)】頬しゃべり
頬を使わないで話すと無表情になる。頬が良く動くと口角があがり、自然と笑顔になりやすい。

参加者がこのトレーニングを行ったところ、表情が生き生きとして明るい印象になった。実際にこのトレーニングを取り入れている「東京MKタクシー」では、このトレーニングを2年前から取り入れたところ、月に30-40件あった苦情が数件に減少し、売り上げもアップしたという。


【太一のミカタ】

<一度使ったらクセになるグッズ>

(1)クセになる辛さの大福(京都・栄久堂)・・・一味と七味が練りこまれた餅で柚子餡を包んだもの。ほのかな柚子の香りのあとにぴりっとした辛さがクセになる!辛さは「ピリ辛」から「超特激辛」までいろいろ選べる。10個入り600円。
(2)ビクーニャの毛でできた毛布・・・ビクーニャとは、アンデスの高地に生息している
ラクダ科の動物。保護動物にも指定されており、天然素材の中でも最も細く柔らかい毛を持つ。クセになる肌触りの毛布だがお値段は1枚300万円!
(3)水と空気の二層構造のウォーターベッド・・・通常のウォーターベッドに比べより大きな浮力を得られる。水の温度調整も可能で、クセになる寝心地!1台50万円(マットのみの値段)。

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