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  • 2010年7月23日:スタイルなんて関係ない!?

(ゲスト)前田美波里、冨永愛

エステや美容整形など「見た目市場」は今や2兆円を超える巨大産業。日本の女性は強迫観念にも似た形で見た目を気にしている!しかし男性の多くはあまりスタイルを気にしていない様子。それなのに女性がスタイル呪縛に囚われるのは、同性である「女性の視線」を気にしているからだという。今回は女性の“スタイル信仰”の実態などを取材。また「太一のミカタ」ではスタイルを気にしすぎて固まった心と体をゆるめる体操を紹介する。


スタイル呪縛に囚われる女たち

日本の女性は何より見た目を気にしている!女性が気になる体の部位は1位の「お腹」が90%と圧倒的に多く、「太もも」、「お尻」、「二の腕」と続いた。女性たちは、強迫観念にも似た形で見た目を気にしている。エステや美容整形など「見た目市場」は2兆円を超える巨大産業。美容保健学を研究する中原英臣教授(新渡戸文化短期大学 学長・医学博士)は「日本の女性はスタイルを気にしすぎ。まさにスタイル恐怖症」と話す。
1967年、ミニの女王・ツイッキーの来日で火がついた「スタイル信仰」。“細い女性こそ美しい”という概念が女性たちを縛り付けている。しかし、この「スタイル信仰」を男性たちはどう思っているのか?番組では視線追尾システムを使い、男性が女性の体のどこを見るのか、視線の動きを徹底検証した。その結果、10人中全員が見ていたのは「胸」。女性が最も気にしていた「お腹」はほとんど見ていなかった。さらに男性に、1人の女性の体型をCGで細目(3S)から太目(2L)まで6段階に分けた写真を見せ、「彼女にするならどこまでOKか」をアンケートしたところ、およそ7割の男性が2番目の太目の女性(L)まで支持した。ところが、女性に同じアンケートをすると、2番目に細いスタイル(2S)に集中した。中原教授は「日本の女性は見た目が全て。見た目でスタイルがいいと思われたい」と指摘する。

恐いのは女の目

いくつかの実験から、男性の多くは女性のスタイルをあまり気にしていないことが判明した。しかし、女性が気にしているのは男性の目ではないようだ。この現象について身体と心理の関係を研究する江戸川大学の平山満紀准教授は「女性同士の視線というのは当事者同士でとてもシビア。お互いを監視し合ってシビアな視線が内面化され、女性を自己批判させている」と話す。
東京・渋谷の109にあるブティック「Barak」では、女性店員の辛口なアドバイスが支持されている。また、「女性は女性からほめられたい」という思いを反映し、5日で2000枚を売り切り、3ヶ月入荷待ちが続いた人気商品もある。それは(株)ワコールが発売した胸を小さく見せるブラジャー。今までは胸を大きく見せるブラが主流だったが、インターネットで調査した結果、バストをこじんまり見せたい女性が10%もいたことから作られた。メーカーは「洋服を格好よく着こなすためには大きな胸が邪魔になっているのかも知れない」と分析。ここでも女性が意識しているのは女性の目のようだ。

では、そんな厳しい女性の目が集まるとどうなるのか?
タクシー会社・事務職のAさんは、週に2回ポールダンス教室に通っているが、教師からはダンスの技術だけでなく、ヘアスタイルなどにも厳しく細かい指導が入る。それにより「キレイになってみせる」と前向きに考えることができるそうだ。さらに同じ教室の43歳にして見事なスタイルのBさんは「自分は見られているという環境にいることで自分にも厳しくなる」と話す。恐い女性の目も時には使いよう?

スタイル神話ついに崩壊!?

女性に「スタイル信仰」を抱かせたファッション業界に今、大きな異変が!?
フランスの一流ファッション雑誌「ELLE」に登場したのは、なんと「太ったモデル」。また、アメリカの雑誌「GRAMOUR」でも2段腹ヌードが紙面を飾り話題になった。前出の平山准教授は「健康を壊してまでスリムになろうという動きから、今ゆり戻しが起きている」という。海外では、痩せすぎたモデルに対し、ショーへの出演禁止を命じるなど健康志向が高まっているほか、日本のスタイル神話を牽引してきた日本の雑誌「anan」でも、この春、ぽっちゃり女性を特集している。

ブライダルの世界にも変化がおきている。ミスインターナショナルの日本公式デザイナーも務める西村有紀子氏は、結婚式前に必ずといっていい程ダイエットする花嫁に対して、ダイエットはせずに、太目の体型でもスタイルがキレイに見えるドレス選びを心がけ、美しく見せられる方法をアドバイスしている。ありのままの自分を輝かせるのがなによりの鍵なのだ。
「ありのまま」の魅力で女性から絶大な人気を誇る読者モデルは、等身大だからこそ共感を得ているが、通販会社の(株)ニッセンが展開するブランド「スマイルランド」には読者モデル希望者が殺到している。このブランドはL から10Lまでを展開しているため、専属モデルは太目の女性。2006年から太目のモデルを起用したところ、売り上げは2010年3月現在で25倍に!ただ単にぽっちゃりしているから採用しているわけではなく、ありのままの姿で女性を磨く姿が女性の共感を得ているという。


【太一のミカタ】

<スタイル信仰に縛られた心と固まった体はこれで解消!ゆる体操>

ゆる体操とは、身体をゆすることで肉体をゆるめ、無理なダイエットで落ちてしまった“必要な筋力”を整えるもの。今回は、スタジオにゆる体操指導員のNidoさんを迎えて、出演者全員で「象さんパオーン体操」や「Vゾーン体操」などに挑戦!

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