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  • 2010年9月3日:食の不安を一気に解消!

(ゲスト)坂下千里子
(ミカタリスト)
松本聰(東京大学名誉教授)
渡邉和男(筑波大学遺伝子実験センター教授)
(コーナーゲスト)
杉本章(アグリアシストジャパン(株)社長)

スーパーの青果コーナーに並ぶ「安全」「安心」をうたった野菜たち。でも、いったい何が「安全」で「安心」なのか知っていますか?最近よく見る「遺伝子組み換えでない」という表示も、実は「100%遺伝子組換えでない」という意味ではないのです。アンチエイジングや健康志向が高まるなか、今回は意外と知らない「食」にまつわる不安を一気に解消します!


『安全なのは有機野菜だけではない!』松本 聰(東京大学名誉教授)
松本氏は土壌改良学のスペシャリスト。土を研究して40年。30か国以上の荒廃した農場を渡り歩き、その土壌に適した栽培方法を指導することで食料自給率をアップさせてきた。ここ数年で一気に注目され始めた有機野菜を消費者は普通の野菜と違って「安全」「体にいい」と思って選んでいるが、松本氏は「安全なのは有機野菜だけではない」と主張する。

そもそも有機野菜とは?

農水省が定める「有機JAS法」をクリアした野菜のこと。農家が有機野菜のJASを取得するためには50近い条件を満たさなければならない。また、有機野菜と同じように思ってしまいがちな無農薬野菜だが、そこには大きな違いがある。無農薬野菜も有機野菜同様、農薬は一切使用していないが合成肥料は使用している。さらに無農薬野菜であることを認定する法律はない。

安全なのは有機野菜だけではない

松本氏は有機野菜だけではなく、通常栽培も安全だと話す。従来は日本の農産物の生産を上げるために化学肥料、農薬を使う政策を進めてきたが、平成17年から一変、環境保全型の運用に転換し、農薬の散布量や化学肥料を減らしている。また、日本の農薬会社も、人体には害がなく、害虫には効果のある農薬を研究している。

松本氏は“安全”であることと“安心”であることは違い、“安心”は各個人が定めること、“安全”は規制によってある基準値以下であれば大丈夫、と保障することで、それを混同しないことが重要だという。

野菜を健康のために活用しよう

一般に定着していない珍しい野菜「新顔野菜」が海外から続々と日本に入ってきている。こうした新顔野菜を日本に紹介しているのがアグリアシストジャパン(株)の杉本章氏。スタジオでは新顔野菜を試食。カルシウムやミネラルが豊富に含まれた「グラパラリーフ」を食べたビートたけしは「あ!面白い味がする」、国分太一や坂下も「美味しい!」と好評価!ほかにも話題の新顔野菜を使った夏バテ解消料理を紹介。


『遺伝子組み換えは悪ではない!』渡邉和男(筑波遺伝子実験センター教授)
これまで遺伝子組換えの研究を最前線で続け、地球温暖化で危ぶまれる食糧危機を救うため、乾燥に強い遺伝子組み換えジャガイモを研究。砂漠化が進む世界各国からのオファーが絶えないという渡邉和男氏。
遺伝子組換えに対し消費者にインタビューすると、「怖い」「危険」と悪いイメージを持っている人が多いが、渡邉氏は「遺伝子というとおどろおどろしい感じだが、商品化されているものについては世界標準で安全性が確認されている」と語る。 また、遺伝子組換えに対する悪いイメージができた背景には1998-99年頃、「遺伝子組み換えジャガイモを食べたら免疫力が落ちた」などの間違った報道がなされたことが影響していると指摘する。
坂下の「悪いものではないのに“遺伝子組換えでない”と書くのはなぜか?」という質問に対し、渡邉氏は「消費者の知る権利を守るためであって、危険だから表示しているわけではない」と説明する。

遺伝子組換えは現代社会に入り込んでいる!

「“遺伝子組み換えでない”と表示があるからといって、それが“100%遺伝子組み換えでない”とはいえない」という渡邉氏の発言に国分・坂下はびっくり!一体どういうことなのか?その衝撃のからくりが明らかに!さらに、遺伝子組換えが現代社会に深くはいりこんでいることを、スタジオに用意したよくある朝食メニューで検証する。

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