5月11日 #31「空中都市」

大林組の葛西秀樹と渕田安浩が考えたのは、30メートル上空に浮かぶ未来都市「FUWWAT2050」。空中に浮かんでいるため、津波の恐れがある海沿いにも安心して居住することが可能になる。
 FUWWAT2050は、およそ1700人が生活できる住宅棟、ビジネスやショッピングができる棟、医療・福祉の機能を集約した棟の3棟で、ひとつの都市を形成する。
 1ミリメートルの100万分の1の単位、「ナノ」のテクノロジーによって1棟をわずか3本のケーブルで吊るすことができる。FUWWAT2050の外壁はナノテクノロジーが組み込まれた6層で形成されている。そのうちの1層「セルロースナノファイバー」は、従来の素材の10分の1の重さで十分な強度を持った壁を作ることができる。
 さらにこの外壁によって、まるで都市が透明になったように周囲の景色に溶け込み、美しい景観を損なわない。