6月22日 #37「モーションコピーシステム」

慶應義塾大学で教鞭をとる桂誠一郎。彼が研究しているのは、達人の技をデータとして記録し、再現することが可能になる“モーションコピーシステム”。
現在は、書道をする筆の動きや筆圧などを読み取って、ロボットアームが同じ文字を再現できるところまで完成している。
将来的には、このシステムは全身を覆うラッシュガードタイプに改良され、小型チップに記録された達人の動きを体の隅々まで伝達して再現することが可能になる。
これにより繊細な技術と熟練の経験を要する紙切りなどの伝統芸や、旋盤加工などの職人技の動きを体感可能。何度も繰り返し行うことで、効率よく技を身につけることができる。
さらに様々な熟練者のデータを“モーションコピーシステム”に記録することで、料理やスポーツ等のスキル向上にも応用でき、一般的な場でも活躍。
このシステムで、後継者問題に悩む伝統芸能などを時間や場所などの制約を受けることなく、後世へと伝承していく未来が訪れるかもしれない。