7月6日 #39「直播きの米づくり」

農研機構、九州沖縄農業研究センターの原嘉隆が考える未来の農業。
それは、“田植え”をせず、田んぼに直接“種を播く”ようになる米作り。
従来の稲作では、お米の種籾をそのまま水田に播くと土に根付かず浮いてしまう。
仮に根付いても、種の周辺では微生物が活発に活動して酸素不足になり、稲に有害な物質も発生し、稲が枯れてしまう。そのため、これまでは苗を育ててから田植えをしていた。
現在、福岡県筑後市では、原が中心となり、種播きによる米作りの実証実験を行っている。直播きの種は、生育を安定させる物質(酸化鉄など)をコーティングすることで、田んぼに直接播いても苗を枯らすことなく育てることができる。これを直播(ちょくはん)、またら直播き(じかまき)と言う。
現在の実証実験では、この種が浮かないように機械を使って水田に播くところまできている。