11月9日 #57「未来のスポーツ」

東京大学で教鞭をとる稲見昌彦が考える未来のスポーツは、人間の能力を補綴・補強・拡張し、個人の身体的能力の差を越えて競い合う「超人スポーツ」。稲見は「超人スポーツ協会」を設立し、人間と機械が融合した“人機一体”の新たなスポーツ創造に取り組んでいる。
最新技術を取り入れるのは「雪合戦」。冬の遊びとしてなじみ深い雪合戦だが、実は公式ルールもあり、日本発祥のウィンタースポーツとして、現在10ヶ国の国が参加する国際大会も開かれるほど広がりをみせている。
このスポーツ雪合戦にAR技術を取り入れることで、雪のない夏場でも、まるで雪の中でプレイしているような感覚を味わえるようになる。
視覚的には、周りの景色が雪積もる場所に変化し、手に持つボールも雪の様相に変わる。
触覚に関しても、手には雪を持ったときの冷たさや感触が伝わるようになる。また、ボールが当たったときの衝撃も、実際の雪球が当たったと同様の衝撃を感じられるようになる。
これを利用すれば、雪の降らない南国でもリアリティのある雪合戦を楽しむことが可能になる。