11月23日 #59「味覚センサー」

九州大学の都甲潔が開発した“味覚センサー”は、『甘味』『苦味』『塩味』『酸味』『うま味』といった5種類の味を測定し、数値として表すことのできる装置。
 これまで味覚は、人の舌による主観的で曖昧な評価しかされてこなかった。しかし、味覚センサーの誕生で味を科学的に評価することが可能になった。この装置を使えば、“三ツ星レストランの味”と“自分が作った料理の味”がどのように違うのかを一目で知ることができるのだ。
 将来、この技術がより進化すると、味覚センサーは手のひらサイズへポータブル化され、一般家庭へ普及。他人が作った料理の味データを受け取れば、その料理のレシピをタブレット上で確認することができる。もし、自宅に無い食材がレシピに含まれていても、その場にある食材で置き換えた場合のレシピに変換。同じ食材を使わなくとも、全く同じ味を作り出すことが可能だ。
 将来、“一流料理人の味”や“おふくろの味”など、その料理人にしか作れなかった味を自分でも簡単に再現できる未来が訪れるかもしれない。