5月16日 #83 「河川跡地リノベーション」

藤木工務店に勤務している建築家・植野靖隆が提案するのは、川としての役割を終えた河川跡地のリノベーション。その舞台は、滋賀県草津市を流れていた「旧草津川」。川床が町よりも高い位置にある「天井川」として有名だった草津川跡地を、町の新たなシンボル「天井川グリーンストリート」として生まれ変わらせる。

 堤防の形はそのままに、中に建物を新設。緑で覆った壁には大きな窓を設け、建物内部にたくさんの光をとりいれる。建物内には周辺地域に応じた施設を設置。住宅地には保育園や公園を、田畑が広がる農村エリアには地元産の新鮮な野菜が手に入る直売所をつくる。

 そして、「天井川グリーンストリート」のポイントとなるのが、建物に組み込まれた通り抜け通路。これまで橋でしか行き来できなかった河川跡地が、通路により自由に行き交うことができ、町の住人が集う憩いの場へ変わっていく。