6月6日 #86 「水素社会」

太陽光や風力、地熱など、気象条件によって変動する再生可能エネルギーと水素を活用して、電力を安定的に供給できるCO2フリーの「自立型水素エネルギー供給システム」。水を電気分解してつくった水素をタンクに長期貯蔵し、通常時の地域コミュニティでの利用はもちろん、災害時に避難者へ電力や温水を供給するなど、ライフラインのサポートにも活用できる。

長崎のハウステンボスでは、ホテル1棟で使うエネルギーをまるごと水素でまかなう試みが始まっており、夏場の太陽光発電でエネルギーを貯蔵し、日照が少ない冬に蓄えた水素を消費するなど、年間を通し、電力の安定供給が可能になる。また、横浜の大黒ふ頭に設置された水素エネルギー供給システムは、災害時における横浜港の事業維持のために活用される。

そして未来には、大容量の水素電力貯蔵装置によって離島や都市のエネルギーマネジメントが行われ、いつまでも続くエネルギーを安全に、安心して使えるCO2フリーな水素社会が実現する。