6月20日 #88 「未来のダム」

竹中工務店に勤務する石澤宰が提案するのは「ダムの湖に浮かぶ水中コテージ」。
巨大なクラゲのようなドーム型の建物は、水族館の水槽などで使用されるアクリルパネルをつなぎ合わせて造られ、山々に囲まれた絶景の水面を漂う。

利用する人々はボートで行き来し、水上に顔をのぞかせたエントランス部から入室。建物の奥へ進むと、水中の景色が透明な壁一面に広がる。コテージの屋上では釣りを楽しむこともできる。

また、外周部分から吸い上げたダムの水を建物全体に循環させ、太陽光と光触媒の効果によって浄化。まるでクラゲが呼吸するように、吸い上げた水をきれいにしてダムに戻していく。

さらに、水が豊富な寒冷期には太陽光によって水を温め、コテージの中を暖房。水が少なくなる乾燥期はダム底に着地し、残りわずかな水を確保するなど、ダム湖に浮かぶコテージならではの機能も持つ。