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商社に勤める小宮孝司は、妻・由紀子が会社から借りたお金で先物取引に失敗したため、台湾の支社へと転勤になる。由紀子は自分のせいで孝司が左遷されてしまったと気に病んでいた。そして、由紀子やその妹・早知子らが見送る中、台湾へと旅立つ孝司に、由紀子は自分が孝司を再起させてみせると誓うのだった。
ある夜、 早知子は久々に由紀子を訪ねるが彼女は不在であった。隣の住人から由紀子が夜の勤めを始めたことを聞いた早知子が部屋に入ると、テーブルの上に置かれているメモに気づく。そこには由紀子の名前で、家を出るが探さないでほしいと書かれており、早知子は愕然とする。
翌日、報せを受けて慌てて帰国した孝司は、早知子と共に繁華街などを探し回るが、由紀子の姿を発見することは出来ない。疲れ切った二人は、ついに警察に捜索願いを出す。
そして、一年後、山麓の樹海で自殺と思われる白骨体が発見された。遺体のそばにあったバッグの中には、小宮由紀子と名前のある歯科医院の診察券もみつかった。捜査にあたっていた三好刑事は、すぐにその歯科医院を訪ねる。そして、警察医が作成した遺体検分書や治療痕のある歯と、由紀子のカルテとを確認した歯科医の山崎は、遺体が由紀子のものであると断言する。
翌日、早知子が保育園で働いていると、三好刑事から由紀子と思われる遺体の身元確認を依頼する電話が入る。早知子が、警察署で遺体の所持品の説明を受けていると、警察から連絡を受けて急遽帰国した孝司も駆けつけてきた。二人は、責任感の強い由紀子が、先物取引で作った借金を苦に責任を取ったのではないかと話す。
ある日、早知子の保育園に三好が訪ねてきた。三好は、由紀子に保険がかけられていたことが分かり、殺人の疑いが生じてきたことを告げる。呆然とする早知子に、三好は、台湾から一時帰国した際の孝司のアリバイを問う……………。
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