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第46回
寺田家の花嫁
テレビ東京 12/5(水)20:54〜22:48

BSジャパン 12/2(日)21:00〜22:54

原作

小池真理子 「怪しい隣人」 集英社

脚本
浅野有生子
監督
鈴木元
キャスト
斉木千佳子
寺田光生
寺田セツ
権藤利夫
及川清治
……
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……
岸本加世子
柳葉敏郎
岸田今日子
モロ師岡
八名信夫
あらすじ

  東京で高級マンションに暮らす斉木千佳子は、暴君な夫との離婚後に父親を亡くし、悲しみから逃れるように田舎暮らしを望むようになった。そして、農村の青年と出会うお見合いパーティーに参加する。そこで、岩手県で雑貨屋を営む寺田光生と意気投合し結婚、寺田家へ移り住む。光生の母セツと妹の綾子は温かく迎えてくれたが、村人たちの視線はなぜか冷たく千佳子を突き刺した。
 千佳子は前夫・原口から執拗に再婚を迫られていたが、借金の取りたてに疲れたという遺書を残して原口は自殺。復縁は千佳子の父親の遺産が狙いだった。光生も離婚歴があり、前妻・美弥は田舎暮らしが性に合わず、東京に戻っていったという。
 田舎の暮らしに慣れてきた頃、千佳子は隣人の及川清治から食用花の種をもらう。及川は美弥にも同じ種をあげていた。
 そんな中、千佳子の前に美弥の兄・権藤利夫が現れる。美弥は離婚ではなく失踪していたことを千佳子は初めて知った。美弥が光生と結婚したのは借金取りから逃れるためで、それがばれて美弥は殺されたというのだ。兄である権藤に何の連絡もなく突然いなくなり、村を出て行く姿も目撃されていない美弥。光生が美弥を殺したという推理に、権藤は確信を持っていた。
 寺田家を訪れた権藤に、光生は三ヶ月前に届いた美弥からの手紙を見せた。東京の消印が押されたその手紙には、寺田家の金品を持ち出し、黙って家を出たことへの詫びが書かれていた。それでも美弥の死体を捜して森の中で土を掘り返し続ける権藤。千佳子がそんな姿を見かけた場所には、黄色い花が咲いていた。
 光生と千佳子は東京の千佳子のマンションでしばらく新婚生活を送ることになった。田舎に戻りたい千佳子とは逆に、光生はなぜか東京へ留まろうとする。そんな矢先、綾子が上京し、数日後にはセツまでやってきた。マンションの表札はいつのまにか「斉木」から「寺田」に変えられ、一家は千佳子の知らないところで東京に住む話を進めていた。望んでいた田舎生活から一変、光生らにただ利用されただけなのかと千佳子は疑いはじめる。
 権藤は、寺田家が東京にいる間に家の付近を掘り返そうとしていた。そして千佳子に自分の身に気をつけるよう告げる。
 自分も行方不明の美弥のように殺されるのだろうか。不信感が募り誰も信じられなくなった千佳子は、絶え難い恐怖と疑念に襲われていく…。