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第95回
ミイラが呼んでいる
〜トーマ・チョーサク凸凹迷宮ファイル
テレビ東京 12/18(水)20:54〜22:48 

BSジャパン 12/15(日)21:00〜22:54  

原作
高橋克彦 「即身仏の殺人」(文春文庫)
脚本
高田純
監督
日名子雅彦
キャスト
塔馬双太郎(トーマ)
名掛亜理紗
永山作治(チョーサク)
ジュリア・信子・ロバートソン
雲海和尚
千崎完三
松本昭二
千崎幸枝
安藤郁夫
喫茶店の女主人
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和泉元彌
七瀬なつみ
筧利夫
大島さと子
織本順吉
石田太郎
斎藤歩
高田敏江
山田明郷
和泉節子
 
あらすじ

 山形県の出羽山脈のひとつ、湯殿山の映画撮影現場から、「即身仏」と見られるミイラが発見された。「即身仏」とは、密教の行者が民衆の救済を願って生きたまま棺に入り、土の中で死んでいく信仰のかたちで、「暴くなかれ、見るなかれ」との言い伝えから今も多くの謎に包まれている。これにより、ロケ地住民は映画撮影の中止を決定。撮影続行を願う映画の原作者で推理小説家のチョーサクや、プロデューサーの信子のため、チョーサクの大学時代の後輩で雑誌編集者のリサは、大学で近世庶民文化学を教える抜群の知識と推理力を持った大学時代の同級生・トーマに助けを求めた。


 ところが、ミイラが保管先の公民館から盗まれ、行方不明となる。トーマは、ミイラの入っていた木箱にワイヤーのような傷跡があることや、発見現場の穴に「即身仏」特有の石室がないことから、何者かが別の場所で石室に埋まっていた「即身仏」を、発見現場に埋めなおしたと推理。穴の底には大きな靴跡も確認された。


 その夜、ホテルに戻ったトーマたちの部屋に、「怨」という文字が裏に書かれた石室の写真が届けられる。その翌朝、神社の境内で、映画の現地コーディネーターをしていた代議士の息子・松本昭二が刺殺体となって発見された。凶器はリサの伯父で村の自治会長である千崎所有の日本刀で、駆けつけた昭二の父・大介は、「昔の恩も忘れて…」と意味ありげな言葉を吐き捨てる。


 千崎は、日本刀は盗まれていたと話すが、犯行時刻のアリバイがはっきりせず連行されてしまう。しかし、実はスナックを経営する愛人・テル子の所にいたことが判明。チョーサクと信子が訪ねると、テル子は大介が20年前に重大な悪事を働いたと漏らす。


 一方、トーマはリサと共に、過去に千崎・松本と深い繋がりのあった仙雲寺の住職・雲海和尚を尋ね、盗まれた「即身仏」が廃寺となった信明寺の受光海上人ではないかと切り込む。その帰り、2人はボーガンを持った謎の男に襲われる。


 そんな中行われていた昭二の葬儀中、「20年前の怨みはまだ続いている…」と第2の犯行をほのめかす謎の声が流れる。リサとチョーサクがテル子の元へ向かうが、既にテル子は殺されていた。手にはホテルの部屋に届けられたものと同じ石室の写真が握られ、裏には「悲」という文字が記されていた。


 一方トーマは、20年前、信明寺の一族の末裔が100年ぶりにアメリカから帰国した際、村の土地がらみの不正で被害にあっていた事実を知る…。