BSジャパン 1/19(日)21:00〜22:54
辰巳幸輝 室谷康子 室谷陣蔵 室谷昌義 頼子 室谷篤志 甲田誠 久我敬二郎 塚本善郎 田村課長
真夏の軽井沢の別荘地で、銀座で画廊を経営する室谷篤志の一人息子・雄介が姿を消した。西軽井沢署の辰巳、甲田の両刑事は室谷家の別荘を訪れ、家主の陣蔵や雄介の母・康子に話を聞く。雄介は前日から帰宅していなかったが、家出癖があるために届け出が遅れたという。 家出か、営利誘拐かと騒がれる中、仕事先から戻った篤志は、息子から目を離した康子を責め、手を上げる。見兼ねた辰巳は篤志を突き飛ばしてしまう。過去に子供を亡くしたことで妻を責め、離婚した自分の姿が篤志と重なり、耐えられなかったのだ。この様子を、隣の別荘に住む童話作家・元木が静かに見つめていた。 間もなく雄介のマウンテンバイクが山道の入口で発見され、その奥で虫篭に入れられた一通の白い封書が見つかる。中には「白菊と 忍の里の人とはば 思ひ入江の島と答へよ」という鎌倉に古くから伝わる短歌が印字されていた。僧と美少年の悲恋の物語を詠った辞世の句で、警察は性的幼児虐待の疑いがあると推測、陣蔵に画壇の疑わしい人物のリストアップを依頼する。その一方で、室谷画廊が多額の負債を抱えていることも判明し、保険金の線も視野に入れられた。そして、所在不明の長男・室谷昌義の存在が浮上する。 軽井沢で無名の新人・久我敬二郎の個展を開いていた篤志の元を訪ねた辰巳と甲田は、昌義が先週、お金の無心に訪れていたことを知る。さらに、篤志の愛人と見られる秘書の夕月から、昌義が画廊に来た本当の理由は康子が目当てで、雄介も昌義の子供だという噂があると聞かされる。 そんな中、辰巳は自分の古傷を癒す存在として、どこか影のある康子に惹かれていく。康子も夫との冷え切った夫婦生活から、居場所のない気持ちを辰巳の優しさに委ねた。そんな2人の姿を見つめる元木の姿があった。 事件は、雄介を誘拐したという犯人からの電話で動きを見せる。「白菊」と名乗るその犯人は、身代金5千万円を要求し、東京都内で受け渡しを行うと指示。電話は新宿駅東口の公衆電話から掛けられていた。 一方、画壇の疑わしいと思われた人物は皆アリバイが確認されたが、その中の一人が昌義と親交があり、彼が白菊の伝説に特別な興味を持っていたことがわかる。昌義に疑いがかかる中、雄介の失踪後、康子の携帯に西新宿の同じ公衆電話から何度も電話があったことが判明。辰巳はそれが昌義からであることを突き止める。 その後、再び犯人から連絡が入り、辰巳と康子は身代金を車に積んで、犯人の指示に従って都内を迷走する・・・・・・。